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【マジカルチェイス(PCエンジン)】にわかSTG好きでも熱くなれる

僕はシューティングゲームに対する苦手意識が強い。
かといって、嫌いというわけではなくて、むしろ結構好きだと思っている。

変人上手い人達のプレイを見てはワクワクし、1、2クレジットプレイして絶望する…みたいなのを何回も繰り返している。
下手の横好き…じゃなくて超にわかだよね。
本当に好きな人からしたら憤慨ものでしょうなぁ…

ソフトだけはやたらと持ってる。
ちなみに、グラディウスⅡ、ダライアス外伝、ファンタジーゾーンがお気に入り。
スペースハリアーは言い表せないほど好き。

そんな僕が、超久しぶりに熱中したシューティングゲームが
マジカルチェイスだった。

どんなゲーム?

簡単に言うと、
道中でお金(くりすたる)を集め、それを使ってお店でアイテムを買って攻撃やHP等を強化するタイプの横スクロールシューティング。

オプション(星の精)が最初から2つ付いていて、その位置と射角を自由に決めることができるのも大きな特徴。

あらすじはこんな感じ。

魔女修行中のリプルは、恐ろしーい魔女の先生との約束を破って、禁断の本「ねむれる悪魔」の表紙を開いてしまいました。
するとどうでしょう。突然その中から6匹の悪魔が現れ、そのまま逃げ去ってしまったのです。
さァー大変、この6匹の悪魔をつかまえ、またもとの本の中に戻さないと一大事です。
リプルは約束を破ったバツとして、カエルにされてしまうのです。
ガンバレ!リプル!!友達の星の精、くるるんとぐるるんを連れ冒険の旅に出発だっ!

説明書p2『物語』より

このゲーム、発売当時の発売元の経営難もあって、ソフトの在庫が極めて少なく、それでいて根強い人気がある。
…ということでPCエンジン屈指のプレミアソフトとして有名だ。

マジカルチェイスをプレイして

クリアできた!

今回マジカルチェイスをプレイして、僕史上、屈指の大好きSTGになった。
その要因の一番大きな部分は、正直に言うと、エンディングまでクリアできたからだと思う。

かといって、『にわか』シューターの僕にとって、クリアまでの道のりは容易なものではなかった…

難易度は3段階あって、『らくらく』・『わくわく』・『どきどき』。
それぞれ簡単・普通・難しい、で『らくらく』は全6ステージ中3ステージで終了する。

『どきどき』はやったこともない

今回クリアしたのは『らくらく』と『わくわく』なのだけど、最初のほうは『らくらく』すら、やっとこさクリアできる感じだった。
でも、『こりゃあ僕には無理だな笑』という、大方いつもやってくる諦めの感覚はなかった。その代わり、『これはやれるぞ…!』と熱くこみ上げてくるものがあった。

…と、ここまでカッコつけて書いてみたけど、
つまり僕にとって丁度いい難易度だったんだよね。

最終ステージのボスラッシュは心が折れかけたけど、
2週間くらい熱中していたらクリアできる。そんな難易度だった。

攻略方法を考えるのが熱い

ゲーム性的なところで楽しかったところは、オプションの自由度。

オプション(星の精)を駆使するのが攻略の大きなカギの一つだと思ってプレイしていたんだけど…

説明書にも書いてある。

攻撃にも防御にも使えるオプションを
『ここではこう配置して…あそこになったらこの角度で…』
といった風に攻略パターンを考えるのがなかなか熱かった。

ポップな世界観とBGMが滲みる

個人的に、シューティングゲームと聞いて思い浮かべるのは、
舞台が宇宙や戦場で、自機は戦闘機やヘリコプターで…という雰囲気を思い浮かべる。
SF!!火薬!!!爆発ッ!!!!鬱展開!!!!!みたいなね。
好きだけどもね、そういうのも。

蒼穹紅蓮隊とか、プロギアの嵐とか、

それに比べてこのゲームはカラフルでポップな雰囲気。
ファンタジーゾーンのように画面の彩度が高くて、
敵もユニークなヤツばかりで楽しい。
何よりも、主人公の女の子、リプルがかわいい!

かわいい
ポーズすると寝ちゃうところもかわいい

サウンドも素晴らしい。
わくわくするものや、どきどき気分を盛り上げてくるもの。
神秘的で聞き入ってしまうものから激熱展開のものまで。

特に僕が好きなのはオープニングの曲。
初見時、ノーガード状態で電源を付け、『PALSOFT』『QEST』のロゴと共に流れ始める音は僕の心をギュギュンッ!と握りしめた。
『あ、このゲーム好きだわ』と心をときめかせながら思った。

ワクワクが止まらんのよ…!

あと5面の神秘的なサウンドは思わず手を止めて聞き入るほどだった。

5面は魔物のふるさと

目で、耳で、いっぱいいっぱいのわくわく、どきどきを感じることのできるなかなかエモーショナルなゲームだった。

マジカルチェイスを終えて

終えないけどね。
このゲームはこの先ときどき繰り返しやりたい。
それくらいお気に入りのゲームになった。

ひと段落して、他のシューティングゲームへのモチベーションが上がってきた。
また手持ちのソフトをチマチマやっていきたいと思う。
願わくば、また適当な難易度のものに出会いたいなぁ…

さて、次は何やろうかな

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