3月を嫌う

 学校も会社も、3月が年度末、というところが多かろうと思う。
 個人的に、3月はあまり好きではない。とりわけサラリーマン時代は、年度末の業務(決算等)と新年度の業務(準備)が併行してしんどかった。
 併行で閉口。
 ドタバタ齷齪書類山積み。
 非番日出勤も随分やった。
 そんな時期であった。

 3月はまた「別れ」の月でもある。
 何年かに一回、妙に別れの多い年が巡ってくる。
 昇進、転勤、退職が重なるとお別れ会だらけになる。トラウマになるくらいに大変に寂しい気持ちになる。

 小生が長年勤めた会社は、65歳まで働く事が出来て、自分もそのつもりでいたのだが、如何ともし難い事情があって60歳で辞めざるを得なかった。
 あれから5年、いよいよかつての同期同輩が、6人一時に退職する。
 これまでもぷつりぷつりと少しずつ切れていた「ご縁」が、今年は一斉になくなってしまう。私はすでに業界を去って久しいわけだが、いや、だからこそ、往時と今を結ぶ縁が一挙に細くなってしまうことに歎息する。
 
 今回の文も何か中途半端だなぁ。

 そんなわけで、元来キライな3月が今年はより嫌いなわけである。
 嗚呼。暗くてすみません。

 年度末風来末空来末食う寝る所に棲む処やぶらこうじぶらこうじ…

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