とにかくオータニさん「だけ」で盛り上がった2023年の野球界。

と思うのです。

一昨日(2023年12月16日)テレビ朝日系列で放送された侍ジャパン(野球日本代表)のドキュメンタリー映画をみてそう思いました。

この映画は今夏にTOHOシネマズ系にて期間限定で上映されていました。
私もそれは観に行っています。
東京近郊のTOHOシネマズで土曜日の午後の回でしたがほぼ満席でした。

で改めて視てみて思ったのが、やはり中心にいたのは「オータニさん」こと大谷翔平選手だったわけです。

今春のWBCで14年ぶりの世界一をアメリカを倒したうえで成し遂げました。
これで日本のプロ野球(NPB)が盛り上がる・・・と思ったらそうでも無かった気がします。
確かに阪神タイガースが春先から快進撃でしたが、それとて主に関西地方だけが盛り上がっていたようには感じます。

ただ東京の連中はとにかく、オータニさんの事だけを盲目的に、いや偏向的にやっていた気がします。
オータニさんの割と野球に真摯でそれ以外には目もくれないキャラクターも相まって普段野球を視てないでしょ?的な芸能人どももオータニさんだけにはメロメロのようで異常なまでに喰い付いていましたし。
この現象は東京の民放キー局以外でもNHKすらそうでした。

NHK BS(旧BS1)などは徹底的なオータニさんシフトを敷いていたわけです。
例えるならば戦後の昭和時代における巨人軍一辺倒シフトみたいな感じで。
MLB(いわゆるアメリカのメジャーリーグ)でいえばシカゴに鈴木誠也が、ボストンに吉田正尚等が居るのに彼らとてベタ記事みたいな扱いでしたし。

そうなるとNPBなんて全国枠でほとんど取り上げられるわけも無く、やったところで「昨日の結果」だけお約束程度にやる程度でしょ。
ゆえに高校球児でもMLBの事は知っていてもNPBの12球団どころか1球団も知らないのが発生するのも無理は無いのです。
ネットニュースすらもほぼオータニさん偏向報道でしたし。

ですので、阪神タイガースが16年ぶりのセントラル・リーグ制覇と38年ぶりの日本一になってもテレビとして盛り上がっていたのは在阪局とサンテレビだけでしたからね。
全国ネットで取り上げていたのかタイガース優勝後の道頓堀川と優勝パレードだけでしたし。
タイガースがこうならば、パシフィック・リーグを3連覇したオリックスバファローズなど言うに及ばずです。
ですので、関西対決になったSMBC日本シリーズの視聴率が関西地区で意外と伸びてなかったなと言うのが正直な感想なのです。
元々関西地区でも巨人ファンは意外と多いというのも事実ではあるのですが。

そしてシーズンが終われば今度はフリーエージェントになったオータニさんの動向ばかりがニュースを賑わせ、結果としてああいう結果になりました。
決まったら決まったでその契約金とかで騒いでいますし。
やはり日本のマスゴミって低俗だわと実感しました。
もしかするとテレビがターゲットにしているヒト達の民度も低く見積もられているのか・・・と感じてもしまいますが。

ま、来シーズン「も」NPBではなくオータニさん「だけ」でマスゴミの言う野球界が回っている画が目に浮かびます。
ま、痴情波のニュースショーやワイドショーなんか自分で視ようとは思ってもいません。
どうせそういうのは切り取られてネトニュースに投下されるんでしょ?
だったら視る必要など全く無いですし、視る大義もありませんから。

それにつけても、日本のマスゴミおよび民衆は「ヒーロー/ヒロイン」と「天才」と求めたがりますね。
もっと言えば「美しすぎる」というのも。
(これは女性に対して失礼だとは思うんですけどね)

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