見出し画像

南インドカリーと種

先日、友人と念願の南インド料理店に行って来た。このところ、インドがマイブームで、旅行記数冊読み、映画を2本見て、タブラの音によいしれ、ヨガと瞑想の日々、そして南インドカレーを作って食べ、チャイを飲んでいる。

インド料理には、たくさんのスパイスやハーブを使うのだけれど、中々手に入らないものがいくつかある。その一つが、生のカレーリーフだ。

南インド料理店に行く目的は、二つ。本当の味の確認とカレーリーフの入手方法を尋ねること。そしてもちろん美味しいタリー(インド式定食)にありつく事。

料理の味は、自分の作るものより塩と辛みが効いていた、そして汁の濃度がみそ汁程度で、スープカレーに近かった。ラッサムスープの辛さとチャイの甘さは、ヘビーだった。ドーサは、息子がほぼ完璧に作れていて、あいつやるな…感動〜(笑)

前置きが長くなりましたが、そしてタイトルの「種」とは、カレーリーフの種。料理店のマスターが「カレーリーフ、栽培してる。種あるよ、3粒で100円。」即応えて、「3粒下さい」。瓶から直接3粒だして、手渡し。なくしたらどうしようと、不安になった。マスターの言う栽培の秘訣は、水をやりすぎないことと、暖かいところにおく事、それだけだと。

このカレーリーフは、種は3粒100円だけど、苗は2株で2600円くらいする。ということは、発芽させるのが難しいのでは?と予想される。

それと、先日ヨガの先生から頂いた、トゥルシー(ホーリーバジル)の種。これは、ハーブティーにして飲みます。先生曰く、一番ヨガに合った飲物だそうだ。何でかははっきりしないけれど、先生のセンスらしい。こちらは、コンパニオンプランツというやり方で、愛称のよい植物を一緒のプランター内で育てるやり方だそうだ。バジルはトマトと愛称が良いそうで、ミニトマトを一緒に植えることになった。

とりあえず、プランターと土を買ってきた。息子は土を水につけて発酵させると言うし。夫は湯で種を洗うと言う。私は面倒だから、パラッと土の上に転がしておけばいいと思っている。はたして目はでるのだろうか???

最近は自家採種しづらい種に品種改良されているし、苗で売ってることが多い。市販に出回らない古い品種などは、未だ自家採種して種苗交換会などを行っているみたいだけど。

アメリカの某ドキュメンタリ−映画の中で、種を集めるのが趣味の小さな男の子が言ったことば。「一粒の小さな種を育てると、その何十倍もの種ができるんだ、それってすごいよね」この素朴な喜びを私も忘れたくないと思う。

昨年春、種子法廃止になり、種の存命は守られるのか…とざわめいたけど、今のところ大きな変化がなく、胸をなでおろしてるころだけど、これからどうなるのか…。

「たね」なんかいい響きだなぁ…。さてさて、インドのカレーリーフとホーリーバジルは、この日本の気候の中で、発芽してくれるだろうか。数々の草木を枯らしてきた経歴を持つ私だけど、種の生命力にお任せして再度チャレンジしてみよう、美味しいカレーのためにね (笑)

と、3月半ばにこの文を書きました。まだ種は蒔かれていません。本日、こだわる息子は、長野で林檎の有機栽培をしてる農家のところに土を頂きに行きました。さてさて続きはどうなるのでしょうね〜(^ ^;

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?