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モロッカンミントティー 世界のTea time #3 セーラー万年筆 世界のティータイム Moroccan mint tea

今日はモロッカンミントティーというインクの紹介をします。

モロッカンミントティーは世界の伝統的な喫茶文化をテーマとした筆記具シリーズである「世界のTea time」の第三弾として万年筆やボールペンと共に発売されました。

今回紹介するインクはモロッコでは日常的に飲まれているミントティーをイメージして作られています。中国緑茶とミントをお湯で抽出し砂糖を加えて作るミントティーはほのかに緑を帯びた金色をしています。

モロッカンミントティー×トモエリバー/クリーム

トモエリバーに書いたもの

トモエリバーはにじみやかすれが起きにくいという特徴を持ち、しっかりとした書き心地をしています。今回はクリーム色の用紙を使用しました。

インク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はLAMYサファリの中字Mとガラスペンを使って書きました。

少し緑を帯びた暗い黄色や黄みのある茶色のように見えます。

ミント単体で作ったミントティーではなく中国緑茶がブレンドされているモロッカンミントティーを表現していることから、わずかに緑色を感じるインクに仕上がっているようです。

モロッカンミントティー×iroful/イロフル

イロフルに書いたもの

iroful/イロフルという紙はインクの色・濃淡をくっきり鮮やかに表現できる特徴を持ち、しっとりとした書き心地をしています。

こちらもインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はLAMYサファリの中字Mとガラスペンで書いています。

緑みのある暗い黄色や黄みの強い茶色のような色になりました。

今回使用した紙の中で一番緑が強く発色していると思います。

モロッカンミントティー×10 グラフィックに適した用紙

10 グラフィックに適した用紙に書いたもの

グラフィックに適した用紙はスライド式リングレスノートであるSlideNote(スライドノート)のリフィルとして発売されているケント紙です。絵を描くことに適した用紙ですが万年筆で文字を書くと滑らかな書き味が楽しめます。

こちらの文字に使用したのもインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はLAMYサファリの中字Mとガラスペンです。

ややオレンジ寄りの暗い黄色になりました。お茶をイメージしたインクのはずですが稲穂のような色にも見えます。

アンティークゴールドのような発色をしており美しいです。

モロッカンミントティー×MEETS TAKEGAMI A4 PAPER

竹紙に書いたもの

MEETS TAKEGAMI A4 PAPERは100%国産の竹で作られたサスティナブルな紙です。一般的な紙と比べて表面にわずかな凹凸があり、個性的な書き味をしています。

こちらの文字もインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はLAMYサファリの中字Mとガラスペンで書いています。

とても暗い黄色、もしくは黄みの強い濃いオレンジ色のような色になりました。

黄葉を終えた落ち葉のように乾いた色です。

モロッカンミントティー×LIFE WRITING PAPER

バンクペーパーに塗ったもの

LIFE WRITING PAPERにインクを塗りました。

LIFE WRITING PAPERは白いバンクペーパーです。バンクペーパーは銀行の帳簿用紙として開発された筆記用の上質紙であるため万年筆との相性がいいと言われています。また一般的な用紙と比べてインクの色の揺らぎが楽しめるという特徴がある紙です。

発色の違いを楽しみたかったので今回はバンクペーパー全体にインクを塗りました。

色の濃い部分と薄い部分を楽しみたかったので水筆を使ってラフにインクを塗っています。

明るい山吹色に発色しました。今回使用した紙の中で一番発色が鮮やかです。ビールのような色をしていて美味しそうに見えます。

まとめ:モロッカンミントティーは少し揺らぎのあるイエローインク

モロッカンミントティーは使う紙次第で緑の発色が強くなることのある黄色のインクです。

発色のほのかな揺らぎが思いの外楽しく、すっかりお気に入りのインクになってしまいました。個人的には緑色の発色が少し強くなるイロフルとの組み合わせがお気に入りです。

機会がありましたらぜひ試してみてください。

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