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「不登校ビジネスにご用心」親の不安に付け込む「不登校ビジネス」に巻き込まれないための心得

 不登校の子どもを持つ親は日々、さまざまな不安と向き合っています。そんなとき、親は「不登校ビジネス」に巻き込まれないことに気をつけなければいけません。親の不安をあおるだけあおり、「短期間で不登校を解決する」などの謳い文句で、高額な料金を請求される場合もあります。それらのなかには、効果が少ないばかりでなく、親子関係において逆効果になるものもあります。「不登校ビジネス」に巻き込まれないために気をつけるべき事柄について考えます。

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 文部科学省の調査によると、不登校児童生徒数は29万9048人であり、全児童生徒に占める割合は3・2%と、過去最多となっています。不登校の子どもが増え続けるなか、親として気をつけなければいけないことがあります。それは、親の不安に付け込んでくる「不登校ビジネス」です。わが子の不登校で悩む親の心のスキマを狙い、最終的に高額な教材を買わせようとしてくるなど、注意が必要です。こうした「不登校ビジネス」にかかわらないために必要なことについて今回は考えます。

不登校ビジネス 見極め方は?

 「不登校ビジネス」か否かの見極め方はあるのかという話ですが、大事なポイントが1つあります。

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