このnoteを披露目たい_003:能登半島地震で落下傘が使えなかったワケ《自衛隊ばなし》/海尾守
皆様から大変ご好評をいただいております『厳選マガジン:披露目たいシリーズ』
先回、Vol.001~Vol.002では、自称占い師で小説家の神野守さんを、連続でお披露目したくなったわけですが。
今回お披露目したいnoteは_
お嬢さまことばで『おじさまお洒落』(隠語)
新作落語の演目でいえば『オヤジの駄洒落』
_おとうちゃん、パンツ、逆!おやじ、逆!
そう、俗に言う『オヤジギャグ』
そんな素敵な『おじさまジョーク』の名手である、海尾守さんのnoteを紹介させていただきます。
『おじさまジョーク』を駆使する一方、海上自衛隊出身の海尾守さんならではの日本人のこころ・魂を彷彿とさせるnoteも書かれております。
今回紹介するnoteは、能登地震の被災地支援にまつわる、一般人にはなかなか知られていない貴重でとってもためになる内容です。
以下、かんたんにまとめてみます。
落下傘の利用に関する誤解
能登半島地震が発生した際、一部の有識者や野党国会議員が「道路が寸断されているなら、落下傘で支援物資を届ければよい」と提案しました。しかし、実際には自衛隊の落下傘(物量傘)には数が限られており、訓練も十分ではなかったため、この方法は採用されませんでした。
自衛隊の落下傘使用目的
自衛隊内での物量傘は主に特定の任務用に設計されており、市街地や災害地域への物資投下には適していないことが指摘されています。特に、第1空挺団のような部隊は敵地での作戦を想定しており、災害支援とは異なる目的で訓練されています。
海上自衛隊の落下傘利用
海上自衛隊では、潜水艦などの長期隠密行動を支援するために物量傘を使用して物資を補給します。しかし、陸上とは異なる海面での投下は、衝撃の大きさや技術的な要求が異なります。
補給艦と物量傘
補給艦においても物量傘を利用した食糧補給の経験がありますが、その運用には莫大なコストがかかる上に、手間がかかりすぎるという問題があります。また、補給艦が物資交換を行う際には、敵に狙われやすいというリスクも指摘されています。
コストと効率の問題
自衛隊は限られた予算の中で最も効果的な支援方法を模索していますが、物量傘の使用には非効率と高コストが伴うため、通常は採用されません。また、物資が適切に利用されず、無駄になる可能性も高いです。
結論としての理解求む
最終的に、自衛隊は災害支援の一環として落下傘を使用することを想定しておらず、その理由は技術的な制限やコスト、効率の問題によるものです。この事実をより広く理解してもらうことが、自衛隊としての役割を正しく評価する上で重要です。
記事を読むための参考資料
能登半島地震で落下傘が使えなかったワケ《自衛隊ばなし》
落下傘で被災地支援:その有効性
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