辛い想いをして仕事しているのなら、そこはあなたの居るべき場所ではないよっていう話
こんにちは、伏木臣(ふしきおみ)です!
突然ですが、いま就いている仕事は好きですか?
好き!という方はよい仕事に就きましたね!
もっと好きな仕事ができるよう、無理せず日々研鑽してくださいね。
ちなみに、僕は嫌いで仕方がないです!
それどころか
「ストレスフルになるくらいなら、金無くてもいいから仕事したくね~わ」
くらい思っていますw
世の中には
「生活のためには嫌な仕事も我慢するしかない」
「仕事をしている限り、嫌なことなんてあって当たり前」
「嫌なことも給料のうち」
「好きな仕事に就いている人はほんの一握り」
「どこの職場に行っても一緒」
という言葉を吐く、自分にとって害にしかならない奴らが居ます。
そんな奴らがこぞって吐く悪魔の呪文の数々ですが、はっきり言いましょう。
決してそんなことはありませんよ!!
今回は、辛い想いをしながらも仕方なく仕事している方へ向けてお話ししようと思います!
そもそもなぜ「仕事は辛い」のか?
人として生活を営んでいる我々にとって、ある意味永遠のテーマとも言える「仕事はなぜ辛いのか?」ですが、答えは簡単です。
その職場で働いている
人・場所・時間
が、あなたにとって害しかなさないリスクファクターと本能が教えてくれているからなのです。
特筆すべきは、職場における退職理由として必ず上位に挙げられるのが
「労働条件」
「人間関係」
です。
厚生労働省より「令和3年雇用動向調査結果の概況」として公開している資料がありますが、該当年においては退職理由として
「労働時間・休日等の労働条件が悪かった」
「職場の人間関係が好ましくなかった」
が大きなウェイトを占めています。
参考資料:令和3年雇用動向調査結果の概況
※当該資料の18ページ「(3)転職入職者が前職を辞めた理由」より引用。
この資料には「その他の理由」もありますが、退職時に本音が言えなかったために「その他」とした方も、それなりの数が含まれているような気がします。
とは言え、上位の理由が
「労働時間・休日等の労働条件が悪かった」
「職場の人間関係が好ましくなかった」
となっていることから、
いまの職場がリスクファクターそのものであり、行きつく先は「仕事が辛い=退職」に繋がっていくのではないでしょうか。
そしてこのリスクファクターを作り出しているものこそ、職場で働く人・場所・時間であるわけですからね。
そりゃあ、仕事は辛いわけですよ。
辛い想いをして仕事をすることによる「リスク」をお伝えします。
さて、みなさまは「仕事を辞める決意」ってすぐにできますか?
僕の場合ですが、ある程度の期間(短くて1か月程)を設けて職場の日々の動向を観察しつつ、自分にとって続けるメリットよりリスクファクターが上回ってしまった瞬間に退職を決意します。
自己紹介のときにも記載しましたが、「損切りは早いうちに」しておかないと自分にとってリスクでしかありません。
このトピックでは、辛い仕事を続けることによるリスクについてお話ししますね!
ざっと挙げるだけで以下3つのリスクがあります。
ストレスによる体調不良から大きな精神的ダメージまで被る。
仕事の質が大きく下がり、自分の成長にコミットしない。
職場の世界が自分のすべてになる。つまり見識が狭くなる。
では、ひとつずつ解説していきましょう!
ストレスによる体調不良から大きな精神的ダメージまで被る。
こちらについてはいまさら言うまでもなく、このコラムを読んでいる方は多かれ少なかれ経験してきたのでは?と思っていますが……。
もしかしたらもしかするかも!という方もいらっしゃるかもしれませんので、よろしければセルフチェックしてみてください!
~初期症状~
お腹をくだす
不眠症状が出る
食欲がわかない
というごくごく軽いものから始まります。
本人もそれほど気に留めることもなく、
「最近ちょっと疲れたかな……」
くらいでおさめてしまうことが多いように感じます。
~中期症状~
朝起きできないことによる遅刻
体調不良による当日欠勤(または無断欠勤)
仕事のミスが目立つ
など、職場の人に目のつく行動が始まります。
この時点で黄色信号が灯っているような状態なのですが、ことさら日本社会では遅刻・欠勤が「まるで悪いこと」のような風潮がまだまだ多々見られます。
日ごろから勤務態度が不真面目で……な人ならまだ分かりますが、そうでない人が最近……ということであれば、それはすでに危ない状態になっているかもしれません。
~後期症状~
情緒不安定になる
世界から色や音が消えていく……ような錯覚に陥る
脈絡のないことを言い出す、急に不明なポイントでキレだす
布団から出なくなる、外出したがらなくなる
自分なんか消えてしまえばいいのに……と考えるようになる
エマージェンシー状態です!
すぐにでも病院で診察を受けてください!
ご家族やご友人がお気付きになられましたら、すぐに病院へ連れて行ってあげてください!
以上、過去の実体験に基づいて挙げさせていただきました。
後期にステージが移行してしまうと、まともな生活を行うことすら難しくなり、復帰するまでに長い年月を要してしまいます。
(実際、僕の場合だと10年近くの年月を要しました)
こうなってしまう前に、早め早めにその場を逃げる決断をしましょう!
仕事の質が大きく下がり、自分の成長にコミットしない。
誰でも、嫌なことをずっと続けるということは苦行にしかなりません。
特に1日の3分の1は仕事をしている方が大半を占めるはずです。
その結果、人は防衛反応から現実逃避(嫌なことを見て見ぬふり)してしまいます。
苦行かつ現実逃避している状態が自分の成長に繋がりますか?
答えは「NO」一択です。
そんなところにしがみつかなくても、意外なところであなたの成長につながるものは必ずあります。
さっさと見切りをつけてしまいましょう!
職場の世界が自分のすべてになる。つまり見識が狭くなる。
僕はこの状態の人を
「社畜」
「自分の信じた世界だけがすべてと勘違いしている人」
「かわいそうな人」
と心の中で思いっきり腐しています。
そして、僕にとって最大のエネミーなんです!
こういう人に限って平気な顔して言うんですよ。
そう、悪魔の言葉です。
例に挙げた中でも特に嫌いな言葉
「どこの職場に行っても一緒」
で説明しますが、この言葉……一見してまともなことのように思えますよね?
ただ、よーーーく考えてみてください。
「どこの職場に行っても一緒……って、そんな訳ないだろ!」
って思いませんか?
そうなんです!
前述で言う「どこの職場」に行きまくってる僕ですら、絶対に口にしないワードなんですよ!
と言うのも、そもそも
「職場が変わった時点で、前の職場と一緒な訳がない!」
に決まってるじゃないですか!
働いている従業員は前の職場と同じ人たちなんですか?
就業場所は前と同じ場所なんですか?
まったく異業種なのに同じルールを適用しているんですか?
などなど、思いつくだけでこんなに違うのに……。
どこに行っても一緒な訳がありませんね。
それに、こういうことほざく大抵の奴が同じ会社にしがみついているという。
そして、考え方が一辺倒かつ違う考え方を受け入れようとしない傾向が見られます。
嘘のような本当の話です。
ちなみに僕は何度もこの悪魔の言葉を掛けられていますが、心の中で
「自分の居る世界がすべてと思ってるんだ、かわいそう~(違う世界を見たことないんだ、この人)」
と思って、侮蔑していたのはここだけの話ですw
辛い想いをするのであれば、そこは本来あなたが居るべき場所ではない。
あなたがもし、現在進行形で就いている仕事が辛いのであれば。
そこはひょっとすると、あなたが本来居るべきではない場所なのかもしれません。
あなたの周りにひとりくらいは居ませんか?
仕事を楽しんで日々充実している人。
この方たちは仕事を楽しんで、自ら目標に向かって実行しています。
その能力が発揮できるのは、なにも仕事に適性があるってだけではなくて
「自分の能力を磨くことのできる職場に居るから」
っていうのも大きな理由なんです。
自分の能力を磨くことのできる職場ってどんな職場でしょう?
僕がぱっと思いつくだけで
従業員の成長に会社がきちんと投資してくれる
ワークライフバランスがとりやすい
そもそも従業員が会社を支える意識が強い
ということが考えられます。
例えば、僕は「カンブリア宮殿」が好きでよく観ているのですが、この番組で取り上げられる企業って既成概念を打ち破っているところが多くないですか?
つまり、前述の3つに該当する企業が多いように感じます。
そろそろ日本も利益至上主義や成果主義一辺倒の考え方は止めて、企業で働く従業員が一体となって世の中に貢献するという考え方に一度立ち戻ってみる必要があるのではないでしょうか?
ここまで言っておいて、僕が具体案を思いつくかと言えばぱっと思いつかないのが悔しいところですが……。
ひとつだけ言えることがあります。
すべての条件には当てはまらなくても、
ひとつでも条件に当てはまる企業があれば、それだけで辛い想いをすることが減り、自分が仕事で活躍できるユートピアとなる可能性
は無限にあります。
ディストピアが蔓延る現代ですが、必ずあなたに合ったユートピアは見つかります。
諦めそうになったとき、もう少しだけ踏ん張ってから諦めても遅くありません。
「ダメでもともと」の覚悟で、もう一歩踏み出してみませんか?
世の中には「適材適所」という言葉もある。
どこの職場にも必ず居るであろう
「困ったさん」
ですが、その人……本当に困ったさんでしょうか?
ひょっとすると、働いている環境がその人に合っていないだけかもしれませんよ。
日本には古くからある言葉で
「郷に入っては郷に従え」
という言葉があります。
「その土地に住むにはそこの風俗・習慣に従うのが処世の術である」
という意味ですね。
(goo辞書より引用)
僕が某企業で勤めていた頃の話です。
この職場にもいわゆる困ったさんが居て、上席の方が注意をしている際にこう言いました。
「郷に入っては郷に従えと言うだろう、ちょっとはみんなを見習え」
僕はそれを聞いた瞬間、「?」と率直に思いました。
困ったさんは仕事を効率よく進められないだけで、そもそも社則にあるような解雇事由・厳重注意に該当するわけではないのです。
上席の方はおそらく
「先輩やベテランのやり方に従って効率よく仕事しろ」
って言いたかったのでしょうが……完全に曲解しています。
そもそもの話ですが、その困ったさんが仕事を効率よくできるように監督するのが上席の仕事じゃないんですかね……。
僕は呆れて、心の中でシンプルに
「無能」
と毒を吐きましたよ……。
みなさん、忘れていませんか?
同じように古くからある四字熟語で
「適材適所」
というものもあるんですよー。
勤務態度が完全にナメてるとかなら問題ですが、そうじゃない人はそもそもの環境が合っていない可能性がとても高いです。
僕も別の職場で「無能」扱いされたことがありますが、職種は同じの別企業に転職したら今までがウソのように活躍できた!
とかザラにありますから。
自分のためになる辛い想いはいい。でも、する必要のない辛い想いはするだけ損。
自分を成長させたり、研鑽するにあたって、どうしても壁にぶち当たったり苦しく辛い想いをしなければならないことも少なからず存在します。
でも、自分を成長させるためのものだって理解していたら……そんなに嫌じゃないはずなんですね。
その辛い想いは自分を成長させるためのものですか?
それとも、心と身体が悲鳴をあげているものですか?
自分を成長させるためのものであれば、それは高くそびえる壁のようなもので、知恵と工夫を凝らせばいつか乗り越えることができます。
(例えば椅子を使ったりだとか、脚立を使ったりだとか)
でも、それがもし心と身体の悲鳴だとしたら。
暗中模索するだけで、出口の見えない真っ暗な世界をいつまでも漂うような状態になってしまいます。
そんなあなたは、きっとあなたなりに充分すぎるほど頑張ってきたはずです。
それが、たまたまみんなの目には見えにくいことだっただけ。
あなたは充分頑張ってきたのです。
少しだけ、長い人生の寄り道のつもりで休んでみましょうよ!
心と身体の悲鳴はするだけ損、プラスになることはひとつもありません。
世の中には、あなたを必要とする仕事と仲間が必ず居ます。
今回の記事はかなり長めになってしまいました。
というのも、僕自身が一時期
「自分でやりたいことを見失ってしまったから」
なんです。
どの職場でも人間関係に馴染めず、仕事をうまくこなすこともできず
「自分は生きている価値がない」
とさえ思ったことも数えきれないくらいありました。
しかし、ある職場へ就職したことをきっかけに
「僕の見識は僕の中で作り上げただけの穿った世界で、広く見渡せばもっと違う世界があるんだ」
ということに気付かされたからです。
その職場では課でトップクラスの成績をおさめるほどで、いまでは僕の大切な財産のひとつとなっています。
(実を言うと退職してしまったのですが、職場が嫌になったという理由ではありません)
日本って特に
「右に倣えと号令がかかれば、全員右を向かなければならない」
というような同調圧力みたいなものっていまだに根強く残っている節があると思いませんか?
昭和の時代はそれが日本の美徳とされていたのかもしれませんが、令和の現在に於いてはその考え自体がすでにガラパゴス化しつつあります。
あなたが感じている辛さは、あなただけじゃない。
僕も、いまのあなたと同じ想いをして日々過ごしてきました。
でも、こうして生きていて、noteで自分の想いを綴ることができています。
そう想いながら、今回の記事を書かせていただきました。
ここまで貴重なお時間を使って読んでいただき、ありがとうございました!
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