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使いこなせていますか?

こんにちは。
人材育成スペシャリスト
古谷治子(ふるやはるこ)です。

唐突ではございますが…
敬語は使いこなせていますか?

新入社員の頃は一生懸命に学んだものの
次第に自分が思う敬語になってしまっている
ということがあるかもしれません。

そこで、よくある敬語の間違いをいくつかご紹介したいと思います。

NG:課長の○○に申し上げておきます。
OK:課長の○○に申し伝えておきます。

この間違いは意外とよく耳にします。
「申し上げる」は謙譲語ですが、
これでは自分の上司を上に扱ってしまいます。
お客様を上にしなければならないので、
「申し伝える」が正しい敬語です。

NG:○○様でございますか?
OK:○○様でいらっしゃいますか?

予約したお店で受付の方に到着を伝えた時などに
よく耳にする間違いですね。
皆さんはいかがでしょうか?
「ございます」は丁寧語ですが、相手への尊敬の意味はありません。
よってお客様には使えません。

NG:AとB、どちらにいたしますか?
OK:AとB、どちらになさいますか?

ちょっと上級編です。
一見すると間違っていないように感じる方もいらっしゃるかもしれません。
「いたす」は「する」の謙譲語です。
よってお客様に対しては尊敬語の「なさる」を使います。

いかがでしたか?

自分については謙譲語、社外の人を含む目上の人には尊敬語。
お客様に社内の人の事を話す時は、自分の上司の事であっても謙譲語。
社内の人同士の会話では、相手には尊敬語、自分には謙譲語。

敬語の基本ルールです。

敬語を使いこなして、
「スマートな人」という印象を残せるようになりましょう。


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株式会社マネジメントサポートグループ代表取締役社長
一般社団法人 日本講師協会代表理事

文京女子短期大学英文科卒業後、東京放送、中国新聞社で9年間の実務を経て人材育成コンサルタントとして独立。1993年、株式会社マネジメントサポートを設立。その後、株式会社リサーチサポート、株式会社マネジメントオフィス、株式会社マネジメントサポートグループを設立し、4社を経営。

企業の課題解決型研修が支持を集め、全国のシンクタンクを中心に4,000回以上の登壇を行うCS対応教育の第一人者。マナー指導者育成にも力を注ぎ、後進講師の育成にも力を入れている。東京商工会議所女性会理事、日本講師協会理事歴任。マナーやビジネス書を中心に著書は40冊以上。


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