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ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」を観てきました。

東急シアターオーブにて、ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」を観てきました。

高まる…

3月にチケットが取れてからずっとずっとこの日を心待ちにしていて。

チケットが取れた日から今日までほぼ毎日、7月5日に、劇場で、この目で、ついに、ミュージカルの「ウエスト・サイド・ストーリー」が観られるんだぁ…夢みたいだぁ…と思い続け、「劇場に入って自分の椅子に座り幕が上がる直前の高まり」まで気持ちが駆け上がったところで、それ以降のことを考えるのを止めるということを繰り返していました。

幕が上がるまでの高まりを思うだけでもうお腹がいっぱいで、それ以降のことを想像し出したら楽しみがどんぶら溢れて止まらなくなり大変だということと、絶対にこれはとんでもなく最高なものを観てしまうはずなので、とにかく全部しっかり観るんだ!と、その場で繰り広げられるものを全て浴びるために、舞台上での展開についてあえて考えないようにしていました。

わたしの初めての「ウエスト・サイド・ストーリー」体験は、スティーヴン・スピルバーグ監督作品の映画版「ウエスト・サイド・ストーリー」。
観始めてすぐ物語の虜になり、観終わった後には劇中曲をずっと聞き続けていました。

その後、ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンズ監督作品の映画版「ウエスト・サイド物語」を観て、この作品の多方面から放たれるパワーに改めて魅了され、さらに作品が好きになり、いつか劇場でミュージカルの作品として観てみたいなぁと思っていたんです。

そのいつかを実現するきっかけとなる情報はふいにやって来てまして。
今年の3月。たまたま妹と映画版「ウエスト・サイド・ストーリー」の話をした時に、そう言えばミュージカルのチケット今発売してるらしいよという情報を聞き、え?!ホントか!?となり、早速調べ、滑り込みで初日のチケットをゲットすることができました。

そして迎えた今日です。

これくらい足を高くあげられるようになりたい…


客席に着き、舞台上を見れば、ある!そこにある!街がある!と舞台セットに感激し、すでに泣きそうです。
オーケストラの方々が練習する途切れとぎれのメロディーが聴こえてくれば、あ!あの曲だ!と反応してしまい、またまた気持ちは高まり続けるばかり。
そしていざ物語が始まると、その瞬間から「ウエスト・サイド・ストーリー」の世界観でしかないあの動き!ダンス!!そしてあの音楽!!!が!ある!そこにある!ある!ある!あるよ!の連続で。
舞台上で今まさに生まれていく数々を目の前にして、うぅうぉぉぉぉぉーと突き上げてくる感激がマックス!増える!止まんない!の嵐で大変なことになり、色々な方面で最後までハンカチが手放せませんでした。

終演後、ほわーっとした気持ちのままでいたら帰り道を間違えてしまい、遠回りをしてしまったのですが、遠回りした先は、なんと今まで舞台上で見ていた出演者の方々の帰り道で!
彼らに気づいたファンの方々が写真を撮ってもらったりするのを横目で見つつ、他の出演者の方々と挨拶をしてしまったりして、夢と現実とが一続きになった光景にミラクルと必然を感じるという貴重なセット体験をしました。

楽しみにしていた日は、自然な流れの勢いに乗って、広い視野で舞台を感じられるという最高の日になりました。

フルタ丸の稽古が俄然たのしみになりました。

読ませていただきます!!!


篠原 友紀



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