見出し画像

【TOSACO】クラフトビールを通して地域のストーリーを伝える醸造家の挑戦

Fusurato Yell 第⼀弾を⼿掛けるのは
「TOSACO」で知られる⾼知カンパーニュブルワリー

「⽇本の地⽅で頑張っている⼈たちやその⼈たちが育てる作物をビールにすることによって、彼らの応援ができるとか、『こういう⼈たちがいるんだ、こんな素材があるんだ』っていうことを知ってもらうきっかけになる。
それは普段から『TURNS』さんがされてきたことだと思うんですよね。『TURNS』さんのそういう想いが実際のプロダクトに、ビールになるんだっていうのは、⾯⽩さがあるなと」
Furusato Yell(ふるさとエール)の記念すべき第⼀弾「こめのはなジンジャー」の製造をお願いしたのは、2017 年、⾼知県⾹美市でクラフトビールの醸造所を設⽴し、「TOSACO」の名で⾼知県のクラフトビール業界を牽引してきた合同会社⾼知カンパーニュブルワリー。
⾼知県産素材を使⽤し、ビールが苦⼿な⼈でも飲みやすいクラフトビールをプロデュースしている会社です。

代表を務める瀬⼾⼝信弥さん(37)は、⼤阪府出⾝。
⾃⾝も「TURNS(ターンズ)」のファンで、⾼知県へ移住を決める以前から『TURNS』を愛読してくれていたそうです。
「僕もターンズ(=Iターンによる移住者の意)なんですよね。昨年、新しい⼯場が竣⼯したばかりの時に『TURNS』さんへプレスリリースを出させてただいたことで社員の鈴木さんが訪ねて来てくれて。そこから直接のつながりができました。その後、鈴木さんから『TURNS でビールを作ったら⾯⽩いなぁ』っていうアイデアをいただいて、僕も『⾯⽩そうだな』と思ってお話に乗っかることに」

⾼知で起業のきっかけは妻の兄。
圧倒的な⾃然に魅了されていく・・・

読者の⼀⼈として、移住以前から『TURNS』を読んでいただき、移住の参考にもしていたという瀬⼾⼝さん。瀬⼾⼝さんの奥さまのお兄さんが⾼知⼤学に通っていたことをきっかけに初めて⾼知県を訪れ、その瞬間から⾼知県の圧倒的な⾃然に魅了されていったといいます。「会社員をしていた頃、組織の⻭⾞になっているような感覚があり、悩んでいました。でも、そんな時、⾼知へ来るたびに⼼が洗われていくというか、⼩さいことでくよくよしているなと思わせてくれる場所だったんです。⾃分が『こういう⼈⽣にしたい』というイメージを⾼知県で実現させたい、そう思いました」

⾼知のクラフトビール会社として「Furusato Yell」へ賛同した想いは

移住を決意し⾼知県で起業して7年。
雄⼤な⾃然に囲まれる物部川沿いの地に腰を据え、⾼知のクラフトビールと⾔えば「TOSACO」、そんなイメージを定着させてきた⾼知カンパーニュブルワリー。
夢だった地で⾃分の理想とする⼈⽣を追い求めてきた瀬⼾⼝さんが今回、我々とともにFurusato Yell の商品作りに参画しようと思ってくださった理由には、私たちがこれまで誌⾯を通じて伝えてきた「地域の⾯⽩さ」や「地域の⼈材・素材の魅⼒」に共感する部分があったからだといいます。
「そもそも、価値観が変わってきていますよね。今までは、都会に憧れて、地⽅から都市部に⼈が流れるということが主流だった。でも、視点を変えてみると、地⽅にはまだまだ未知の可能性があって、暮らしは⼈間的で楽しそうだし、そういう⽣活の形や価値観を提案しているのが『TURNS』さんだなって。それをしかも、世間に先駆けて提案してきた。そういう『TURNS』さんと地域でモノづくりをしている我々が結びついて、ビールという形にす
るのは⾯⽩い要素があるんじゃないかなって思うんです」
⾃⾝も移住をしてきたからこそ、『TURNS』の読者であったからこそ、実体験として共感し、Furusato Yellのプロジェクトに協⼒しようというあたたかなお気持ちが伝わってきました。

第⼀弾「こめのはなジンジャー」の特徴は?

第⼀弾として発売する「こめのはなジンジャー」は、⾼知県四万⼗町の⾷材を2種類掛け合わせたエールビール。⾷材のひとつは「糀」、もうひとつは「⽣姜」を使⽤しました。
糀は「井上糀店」さんの⽶糀を、⽣姜は「みよしファーム」さんの⻩⽣姜を使⽤。糀、⽣姜という⾷材⾃体はどちらも『TOSACO』の商品に使⽤したことがあるそうですが、「みよしファーム」さんの⽣姜を使⽤するのは初めて、また、「糀×⽣姜」という組み合わせはTOSACO史上初の試みだったそうです。
「⽶糀を使うということは、⽇本酒のようなテイストの捉え⽅ができるんですよね。そこに『⽇本独特の⾷⽂化』を掛け合わせたビールは、今回のテーマともすごく適合するんじゃないかと思って。その新しい要素として、今回は⽣姜を使うということで。

例えば、⽶糀と⽶を合わせて⽢酒を作って、その⽢酒に⽣姜の要素が⼊ってきても、⽇本⼈なら違和感なく受け⼊れられるような気がしますよね。だから僕もイメージができたんです」
井上糀店の⽶糀は、TOSACOのラインナップにある『和醸ケルシュ』というクラフトビールにも以前から使⽤しており、瀬⼾⼝さん⾃⾝も「⽢さを引き出すような糀」という特徴を知っていることから、⽶糀と⽶を使⽤して⽢酒を作り、それに⽇本酒の酵⺟を加えたビールを製造してくれました。そのため、ビールでは本来出ないような⽇本酒由来の豊かなアロマ、バナナのような⾹りを感じられるといいます。
また、「みよしファーム」さんの⽣姜は今回初めてTOSACOの素材に加わります。

「⽣姜⾃体はこれまでにも商品作りで使ったことがあるんですけど、『みよしファーム』さんの⽣姜を使わせていただくのは初めてです。⽪を剥いたり切ったりした瞬間から、⼯場内に⽣姜の⾟味を感じるような爽やかな⾹りがブワーッと広がって、『すごく元気な⽣姜だな』という印象を持ちました。使うのが楽しみになるような、そんな⽣姜ですね」
⾼知県四万⼗町⽣まれ、⽇本らしいやさしい⽢さとピリッと⾹る豊かな⾵味が合わさり、⽇本ならではの⾷・⽂化を感じられる「和」のビールが⽣まれました。

地域のモノづくり×TURNS から広がっていく新たなネットワーク

クラフトビール愛を語るTOSACO醸造家の瀬戸口さん

「普段は『TOSACOのアンテナ』でビールの素材を⾒つけてくるわけですけど、『TURNS』さんは、実際にターンズした⽅やそういう⽅々とのネットワークを持っていらっしゃるので、我々にはないような新しい⼈、素材との出会いを与えてくれる。それと、今回この企画に携わってくれた『TURNS』のインターンの学⽣さんたちからも、忘れていたアクティブさみたいなものも思い出させてもらった。そうやって、⾃分たちのネットワーク以外の新し
い⼈たちと⼀緒にモノを作ることができるっていうことが、⾯⽩いですね」
「このプロジェクトを通して、地⽅に憧れる⼈や地⽅で暮らす⼈々の後押しをしたい」、そう話す瀬⼾⼝さん。
TURNS の⼀員である瀬⼾⼝さんだからこそ抱える思いが、「こめのはなジンジャー」のモノづくり、そしてFurusato Yellのスタートを⽀えてくれています。


【数量限定1000本!】
新商品「こめのはなジンジャー」の購入はこちらから!

SNSのフォローもお待ちしております!
【Furusato Yell】
▶︎Instagram
▶︎X(旧Twitter)

Furusato Yell / Suzuki Yuta

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?