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夕虹 * チェンマイ俳句毎日

【チェンマイ俳句毎日】2024年5月16日

夕虹やオーロラグラスの曲線に

尊敬する先輩のお宅にくちなしの小さな花束を持っていくと、これに挿せばいいかなとオーロラガラスのまるい花器を出してきてくれた。

表面が波打ったデザインで、光の加減でカーブに虹みたいなマーブル模様が浮かぶ。まるで大きなしゃぼん玉が消えずにいつまでも手のなかにあるような、楽しさと儚さが混在する素敵な花器だ。

その花器が先輩に届いた経緯がまたまた素敵だ。おしゃれな上司から贈られたその花器は、上司が先輩のそのまた先輩(以下大先輩)が大昔にやっていた伝説のアンティークショップで購入したという。もちろん、おしゃれ上司が大先輩の店を選んだのはたんなる偶然。

と、説明してみたところで、私の文章力ではとうていこのミラクルさが言い表せないことは分かっている…。的確に表現したくて、「ミラクルなご縁」について、しばらく考えてみた。

すると、結局のところ、すべての出会いは偶然の積み重なりで成り立っていて、だから突き詰めれば、わたしたち1人ひとりが生まれてきたことだって大きなミラクルなわけで。まるっと全部すごいんだなーと納得して、ひとりで感動した(単純)。

....だけどこれってごく当たり前のことだから、言葉にしたらやっぱり陳腐でしかないのでした(チーン)。

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