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鳳凰木

【チェンマイ俳句毎日】2024年5月15日

喜雨そそぐ鳳凰木の緋の枝垂れ

鳳凰木咲くや夏空焦がすごと


チェンマイは鳳凰木の花が満開の季節を迎えている。
ホウオウボク(鳳凰木、学名:Delonix regia)は、マダガスカル原産でマメ科ホウオウボク属の熱帯性落葉高木。よく間違えられる火焔樹と同様、熱帯三大花樹のひとつで、見上げるような大木に育ち大きな木陰を作るため、街路樹や公園、校庭などに好んで植えられている。花の時期には、傘のように枝を広げた樹が緋紅一色になり、なんとも南国らしい艶やかで目の覚める美しさだ。タイ語では、枝垂れた枝が作るその樹形から、ハーンノックユーン(孔雀の尾)という名前で呼ばれている。
毎年、雨季の始め頃に咲き、雨に濡れると花の赤がより深くなる。今年は雨が降り出すのが遅かったせいか、例年と比べて明るいオレンジっぽい色に感じるのは気のせいだろうか。


旧市街のお掘りの南側、チェンマイ門付近の鳳凰木

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