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【詩】目薬

きみの歌が
鳴りやんで
ぼくたちの
長かった冬が
終わったんだ
多分それは
あらかじめ
決まっていた
でも
今もぼくは
濾した奇跡を
信じている
星になれない
ぼくたちは
それでも
夜空の一部に
なれるから
ふたたび
一筆書きのような
きみの歌が
ぼくに
目薬のように
沁みますように

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