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2024/5/16

起き時から窓がドンドンみたいに叩かれているような音がしていて、え、こわと思いながら布団の中でくるまっていたらどうやら風の音らしく、え、やばと寝ぼけながらもう一度寝た。

2度寝して起きて、風は相変わらず激しく家全体を殴っているような感じがして恐ろしく、恐らしがりながら朝ごはんを食べた。
今日は昨日から引き続いて無性に本が読みたく、部屋掃除してから歩いて20分ぐらいのところにあるコメダ珈琲へ向かう。

外出て、風がめちゃくちゃ強く、台風では?と気になってX(旧Twitter)を除いたら台風並みの風、みたいな投稿があって共感して満足して風で息ができなくなるぐらい強くて気力が一気に削がれる音がした。

それからどうにか気持ちを振り絞って風が吹き荒ぶ中、超相対性理論を聞きながらコメダへ歩く。パーソナリティーの3人がそれぞれにおすすめしたい本をテーマに良い本を紹介し合っていて、その雰囲気がとても良くて嬉しい。風がめちゃくちゃ吹いていて、遠くに自転車を漕いでいる人を見かけて心配になる。全然前に進んでいなくて応援していた。転けないように気をつけて。


エールを送りながらなんとかコメダ珈琲についてドリンクを頼んで「利他・ケア・傷の倫理学
――「私」を生き直すための哲学」と「読書の日記: 皮算用/ストレッチ/屋上」を取り出して読む。

「利他・ケア・傷の倫理学――「私」を生き直すための哲学」の本は、思考のプロセスをそのまま描いているような感覚になる程展開がリズム良くてたのしく読み進める。

「偽善」と「ケア」の違いみたいな話から、「心」はどう捉えるのかみたいな話があって面白い。「信頼」と「社会不確実性」の話が個人的には興味深く、この人は「信頼」できるのかみたいな状態から「信頼」状態?に移行して関係性を築いて、そこからまた「社会不確実性」が高まった関係性は改めて「信頼」を感じる状態に戻ってこられるのかということを考えている。

帰り道、風がまだまだ強く吹いていている中で空に白いものを見つけて、それがビニール袋のようなものだと気づく。そのまま高く巻き上げられていって、なんかの建物のほうに向かっていった。

帰って「読書の日記」の続きを読み、フグレンみたいな場所、地元にも欲しいなと思う。欲しいと思うお店は大概東京にはあって、東京にも住んでみたいなと時々思う。一生住みたいとは思わないけど。


本をよく読んだ日で、風に怯えていながら過ごした日だった。

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