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20245/14

夢の中で海の上を走っている電車に乗っていて、それがやけにリアルで一緒に乗っている人から「水しぶきに気をつけなきゃね」と言われて、確かにと思って、それで窓から顔を出して海を眺めていたらあまりにも綺麗で目が覚めた。

実際は海上に線路を引くなんて難しいし、近くでも錆が出てしまいそうで危ないんだろうけれど、風景を見るための乗り物があるといいなあと思う。風景を移動するバスとか電車とか、欲しい。

年を経るごとにというか、新しい経験をするごとに初めての新鮮さとか驚きは消えていって2回目、3回目にはそういう感覚は0にどんどん近くなっていく。

そういうことを悲しく思っていた自分が確かにいたことを思い出して、でも今思えばそれだけ生きている間に体験を積み重ねていることの証でもあって、そんなこと言ってもまだまだ自分には味わったことない感動が溢れている。そういう事実にこそ目を向けたいと、今日の晴れ模様を見て思った。

雨の後の晴れは何度も見慣れているが、いつ見ても気持ち良い。

職場へ向かう途中の朝の道は日差しが出ているけれど、暑さを和らげるような涼しい風が吹いていて心地よい。そのままの気分で退勤まで終えたいと願いながら仕事始め。

水筒の閉め方が緩くてリュックがお茶びたしになっていた、朝の心地よさ貯金がなければ悲しいところだった。リュックがお茶の匂いで塗れている。悲しい。

昼休みに、持ってきていた「利他・ケア・傷の倫理学――「私」を生き直すための哲学」を読む。

「利他」と「ケア」の違い、「道徳」と「倫理」の境界線について書かれていて面白い。

経済学者の宇沢弘文が唱えた自動車の社会的費用の論に触れられていて、そんな考え方で費用について論じられているのとてもいいな、優しいなと思って嬉しかった。

抽象性が高いテーマだけれど、どんどんといろんな考えを参照しながら深まっていく感じがして読んでるとたのしい。

仕事を終えて、週末にあるちょっと普段とは違う仕事に備えながらいろいろ進む。

仕事の一環でお話していたかたに親切ですねと言われて恐れ多くて、それはあなたの話す姿勢や、こちらが提案したことに対して耳を傾けて、対話してくれることに対して敬意を払っているだけで、そう感じてもらえるようなことはたぶんなにもできていない。けれど褒められた気がして嬉しい。

なんとか仕事を終えて帰宅。

お腹が減っている時に限ってYouTubeで大食いのやつとか、料理をつくる動画を見てしまって自分から苦行を味わっている。

フィッシュ&チップスが食べたくなってきた。

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