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愛鳥の”モモ缶”を知っておくのは、大事です💕

体調が今一つな時、あるいは、気分がすぐれないとき。そう言う時でも、「これは、食べる!!!💕」という鉄板の大好物、皆さんにはありますか? 

食欲が出ないときでも、「これなら食べるよ!」というものがある場合は、強い味方になります。もちろん、それですら受け付けないときもあるとは思いますが、そうした大好物を思うだけでも、気分がよくなったりしますよね(私だけ?)。

以前ちょっと触れましたが、鳥さんは、基本的に飛ぶための身体になっています。なので、骨が中がスカスカの状態だったりしますし、食べたものを素早くエネルギーにするために、体温が高いんですね。通常の鳥の体温は、42度~43度だそうで、人間なら下手すりゃ命取りの体温です。

なので、彼らが風邪をひくともう大ごとです。人ならば、呼吸器系の不調で済んだり、高熱を出して侵入してきた菌を殺すこともします。ですが、鳥さんの場合、侵入してきた菌が、呼吸器を通して全身に回ります。それこそ骨の髄にまで侵入するんです、最悪の場合。
もともとが高い体温なので、これ以上あげることができないので、内部での殺菌ができません。体力があって抵抗力があれば、多少の不調で収まることも多いのですが、重症になれば、命を落とすことになります。

かつて、そうしたことを知らないで、かかりつけのドクターのところに愛鳥を連れて行って、それはそれは教育されたものです。
まず、お店で健康な鳥さんを選ぶこと。それから、しっかりした栄養と保温をして、丈夫な子に育てること。風邪をひいたら、大ごとになる可能性が高くなるから、風邪をひかせないようにすること。

初めて連れて行ったときの病気は、寄生虫と薬害だったのですが(これについては、また、折を観て記事にします)、ともかく「飼い方が全然ダメ!」だったので、一からお説教を食らい、こんこんと教育されたのでした(その後10年は通ったので、それだけの時間でいろいろ学ばせていただきましたm(__)m💕💛)。

折々ドクターから言われたのは(あるいは、ほかの患者さんの飼い主さんが、言われていたのは)、「鳥さんは骨が“骨粗しょう症状態”だから、菌が骨にまで入ってしまう。そうなると、薬を飲ませても、治りが遅いし、効きも悪い。ともかく温めて、少しでもご飯を食べてもらうしかない」ということ。つまりは、そこまでになる前に連れてきてほしい、早期発見が勝負だ、ということなんですね。

体調が悪くなれば、鳥さんたちは体温が下がります。食欲が落ちて食べなくなるからです。彼らは自転車操業のようなところがあって、食べたものを高い体温を使って、素早くエネルギーにする仕組みなので、食べなくなったら、途端に灯油がなくなったストーブ状態になるんですね。食べても体温が下がっていれば、消化ができないので、エネルギーになりません。それで食欲はさらに落ちて、体力も抵抗力もなくなってゆくわけです。

なので、彼らの調子がおかしくなれば、まず徹底的な保温です。外から身体を温めて、血行を良くして気分を楽にしてもらいます。ひどくない場合、これだけで治る子もいます。
そして、ここで冒頭で上げた”モモ缶”の話になるんですね(あー、長かった!)。気分がよくなった子には、少しでも食べてもらって、体力を取り戻してもらわないといけません。その子が大好きなものをたっぷり上げること。好きなだけ食べられるようにしておきます。後は食べやすいものとか、栄養価の高いものを入れておきます。”モモ缶”(大好物)は、それぞれで違いますから、飼い主さんは、日ごろから観察して、把握しておく必要があります。

大体、我が家の場合、うちの子の”モモ缶”はたくさん食べるとよくないので、いつもはめったに食べられなかったり、たくさんは食べられなかったりします。”モモ缶”の大量投入はいいことではないので、そういう事態にならないようにしないといかんのですが、この冬は、いささか厳しいので、予防的に少し多めに上げていたりしています。元気に冬を乗り切ってもらって、春を迎えてほしいですね。

テルさんとのやり取りで、今回は考えていた”モモ缶”ネタにちょっと、風邪のことを加えてみました。「風邪は万病のもと」は、すべての命に通じる言葉かもしれませんね(ちなみに、今回の見出し画像は、私の”モモ缶”の人一つです(≧◇≦))。

今日は、関東南部、終日冷たい雨でした。寒暖差が大きいです。皆様、くれぐれもご自愛くださいませm(__)m💕💛

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