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インタビュー取材の現場を覗いてみました

こんにちは。株式会社ファングリーのコンテンツディレクター、宇佐美です。

ファングリーでは、コンテンツマーケティング支援の一環として、インタビュー取材によるコンテンツ企画・制作を多く承っています。このような案件の場合、当社では主に編集者が取材のセッティングから現場立ち会い、品質管理まで担当します。

そんな当社の編集者の仕事を具体的にご紹介するため、今回は株式会社LIFULLさまが運営するライフスタイルメディア『LIFULL STORIES』の取材現場へ入らせていただきました。

取材協力:株式会社LIFULL(ライフル)
LIFULL STORIES』は、生き方の枠を超えて自分らしい人生へと踏み出す人を応援するライフスタイルメディアです。「しなきゃ、なんてない。」というテーマのもと、人生における多種多様な既成概念の枠を浮き彫りにし、自分と向き合うきっかけとなる情報を提供しています。

アウトプットから逆算して現場をセッティングする

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※今回の取材対象者は環境活動家の露⽊しいなさん。

まずは、今回ご協力いただいたLIFULLさまとのプロジェクトについて簡単にご説明します。

パートナーとしてファングリーが『LIFULL STORIES』の記事制作に初めて参画したのが、2020年の秋。
そこから少しずつ取材件数が増えていき、今では35本を超える取材記事がメディア上で公開されています。

▼『LIFULL STORIES』のプロジェクト全体像はこちら

まず、四半期ごとに大きなコンセプトとしてのテーマ(働き方、子育て、エイジレス、地球環境など)を提供いただきます。そこから取材対象者をリストアップし、ご提案するのが編集者の最初のタスクです。

人選が決まったら、取材候補者へのアポイント、取材依頼書の制作・送付、日程や場所の調整、謝礼の交渉、ライター・カメラマンの手配などに対応。取材当日は納品責任者・編集者として現場の仕切りやライターのフォロー、カメラマンへの指示、撮影した画像の確認などを行います。カメラマンからロケハンの相談があったら、同行して画のイメージを共有したり、撮影を行う際のアイデアを伝えて指示したりもします。

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取材現場特有の役割として編集者に求められるのが、現場監督としての動き。
「どういう記事にするか」というアウトプットの完成形を具体的にイメージし、カメラマンやライターへ指示を出します。現場のメンバーとイメージの共有が図れるかどうかによって、アウトプットの完成度が大きく変わります。

もちろん、取材対象者に「どういった話を伺いたいのか、ユーザーにどういった読後感を与えたいのか」を明確に伝えることも欠かせません。社会問題に取り組んだり、課題や悩みを抱えたりしている話し手のパーソナリティや過去を深く掘り下げるので、そういった制作方針も事前に理解していただく必要があります。現場では、ライターと取材対象者の掛け合いを見ながら、必要であれば自分から質問して足りない情報を補う――。編集者は常に全体を見て、適切にコントロールすることが求められます。

原稿が上がってきたら、内容チェックや適切なタイトリング、トンマナ管理によって記事のクオリティを担保します。取材対象者や所属事務所の方にも、「意図とずれていないか」などを確認しなければなりません。これらを経て、すべてクリアになった段階で記事が公開されます。『LIFULL STORIES』のプロジェクトでは、こうした一連の制作工程を何本か同時並行して進めています。

担当スタッフからひとこと

今回は本プロジェクト専任の編集者1名と、アシスタントとしてWebディレクター2名が現場入りしました。

編集者 宮川
LIFULL STORIESの記事においては、メディアコンセプトや編集方針への十分な理解とトンマナに注意しています。中立的な立場からの発信をルールとしているメディアなので、書き手の主張や言い切りはNGです。ライター個人の色が出ないように適宜編集しています。そういったメディア側の意向を汲み取ったストーリーの構築をきちんと編集者がコントロールすることで、読み手に共感や気づきを与えられる記事になります。
アシスタント(Webディレクター) 三村
取材現場では、臨機応変な対応や周囲への気配りが不可欠です。現場の連携が不十分だと、成果物の質に影響をおよぼす可能性があるからです。常に周りを見ながら『みんなが本領を発揮しやすい雰囲気づくり』に努め、お客様やパートナーさんに喜んでもらえるような仕切りを心がけたいですね。
アシスタント(Webディレクター) 西海
撮影を含む取材現場の場合、取材前にカメラマンと記事テーマや制作意図を共有し、そのテーマに合わせて撮影場所や構図を調整・選択していくことが求められます。例えば、地球環境に関するテーマなら植物をバックに入れて撮影するとか。そこで記事内の画像が味気ない会議室や、テーマに合っていない背景ばかりだったら、メッセージが伝わりきらないですからね。その記事の世界観を文章とセットで訴求するためには、フォトディレクションも重要です。

コンテンツマーケティング支援を行っているファングリーでは、Webメディアや紙媒体出身の編集者が多く活躍しています。ご自身の経験を活かして、クライアントのビジネスゴールやブランディングに編集者という立場から携わってみたいという方は、ぜひ当社の求人をご覧ください!

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