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コンテンツディレクターに求められる役割・スキル【ファングリーの仕事図鑑#1】

こんにちは、株式会社ファングリーの採用広報を担当している北桝です。

当社には「ディレクター」と呼ばれるスタッフが10名ほどいますが、そのなかでも「Webディレクター」と「コンテンツディレクター」という2つの役割に分かれています。

Webディレクターは、WebサイトやLPなどのサイト構築を要件としたプロジェクト組成、進行管理、品質管理を行う人のこと。一方のコンテンツディレクターは、メディア記事やホワイトペーパーなどのコンテンツ制作を要件としたプロジェクト組成、進行管理、品質管理を行っています。

ディレクションスキルという点では両者ともに求められる能力に大きな違いはありませんが、最終的な成果物(Webサイト、もしくはコンテンツ)に対する専門的スキル・ノウハウには違いがあります。

今回は、ファングリーの「コンテンツディレクター」がどんな業務内容を行い、どんなスキルが求められるのかを具体的にご紹介します。

コンテンツディレクターは何をする人?

1:企画設計
見込み顧客の行動喚起を目的とするコンテンツマーケティングは、「よいコンテンツをつくればよい」わけではありません。もっと厳密にいうと、コンテンツの良し悪しは、目的である見込み顧客の行動喚起ができたかどうかで評価されます。

コンテンツはクリエイティブをともなうことから、どうしてもディテールの議論に終始しがちです。もちろんクリエイティブとしての完成度は大切であるものの、「そもそもこれは誰に向けて、何のために制作すべきなのか」という設計の部分が明確でなければ、マーケティングツールとしては意味のないものになってしまいます。

そのためコンテンツディレクションにおいては、クライアントの課題をコンテンツで解決する方法を検討する「企画設計」フェーズが最重要と言っても過言ではないでしょう。市場や競合企業、エンドユーザーの調査・分析を行ったうえでターゲット適切な企画設計を行います。もちろん、クライアントの事業理解も欠かせません。

【具体的なアクション】
与件整理、リサーチ分析、企画提案書の作成、クライアントへのプレゼンテーション

2:プロジェクト組成
企画の設計がクライアントとの間でFIXしたら、プロジェクトに必要なクリエイティブチームを組成します。当社のコンテンツディレクターの場合、必要なスキルセットに編集・校正スキルがあるので、専門ライターやカメラマン、デザイナーをアサインするケースが多いです。

その際、社内リソースだけで対応するのか、外部パートナーを含めて対応するのかについても、コンテンツディレクターが判断します。クライアントの予算や求められる専門性・品質などを総合的に考えて、最適なプロジェクトを組成する必要があります。

【具体的なアクション】
プロジェクトメンバーのアサイン、外部パートナーへの見積もり依頼・発注

3:進行管理
納期から逆算し、タスクを分解したうえで現実的なスケジュールを策定することもコンテンツディレクターの大事な仕事です。あまりにも余裕のないスケジュールを組んだ結果、クライアントへの提出が間に合わないということになれば信用を失いかねないので、全体の進捗状況を把握し、何かあればすぐに対処できるように想定しておく必要があります。

また、もう一つ重要なのは、手戻りを防ぐために適切なタイミングでクライアントに報告や確認を入れることです。せっかく時間をかけて制作したものがクライアントの求める方向性と大きくズレてしまい、一からやり直しといった事態にならないように、クライアントとのコミュニケーションをとりながら進めます。

【具体的なアクション】
プロジェクト管理ツールを活用した進行管理、クライアントとの折衝、トラブルシューティング

4:品質管理
最終的な納品責任を負うのはコンテンツディレクターなので、プロジェクトメンバーから上がってきたアウトプットに対して適切なレビューをし、修正や調整の指示を明確に出さなくてはなりません。最初の企画設計やクライアントの意図を汲んだアウトプットになっているか、ディレクターとして俯瞰的にチェックします。

前述の通り、ファングリーのコンテンツディレクターは特に文章品質管理におけるプロフェッショナルなので、ライター原稿の編集や校正も担当しています(プロジェクトの規模によっては別の編集者をアサインして、そのメンバーに編集や校正を任せるケースもあります)。

【具体的なアクション】
ライター原稿の編集・校正、デザインチェック、プロジェクトメンバーとのコミュニケーション

コンテンツディレクターに求められるスキルは?

・データにもとづくロジカルな企画力
企画力というとセンスがすべてと思われるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。コンテンツマーケティングの場合、あくまでコンテンツは課題を解決して目的を達成するための手段です。もちろんクリエイティブのセンスも大切ですが、それ以上に重要なのがロジカルな企画立案ができているかどうかです。

アンケートやインタビュー、デスクトップリサーチなどを通じて顧客や市場の分析を行い、仮説を立て、どんなコンテンツがあれば課題解決につながるかを検討する――。これらをいかにロジカルに構築できるかが、コンテンツの品質や精度に直結します。さまざまなデータと蓄積された専門的なノウハウを組み合わせて最適なコンテンツを企画するのが、コンテンツディレクターの役割です。

・プロジェクト推進力
Webディレクターにも共通するスキルですが、コンテンツディレクターはプロジェクトメンバーそれぞれの稼働進捗やアウトプットの品質を管理しながら稼働する必要があります。プロジェクトが円滑に進むように、トラブルのもとになりそうなリスクを取り除き、常に先手を打たなくてはなりません。

また、クライアントとプロジェクトをつなぐ存在として、クライアントとも適切なコミュニケーションをとりながらアウトプットの精度を高めることが重要です。そのため、コンテンツディレクターは広い視野でプロジェクトを管理する能力が求められます。


ファングリーでは、コンテンツディレクターとして活躍できる方を積極採用中です。Webメディアや紙媒体での編集経験がある方も大歓迎! 上流工程からコンテンツ制作に携わりたい方は、ぜひ一度当社の求人をご覧ください。

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