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【ふなログ685】「冷やし焼き芋」をイベントで食べたら、実は有名な近所の店だったという話!近所と自分の価値は灯台下暗し。


今日、子供達を連れて日中、
地元の「磯子祭り」に行ってきました。
(神奈川県横浜市磯子区)

正直、自治体が主催しているイベントって、
あまり興味湧かなかったのですが、
色々なことに気付けて意外な収穫がありました。


近所の店舗や施設がこぞって出店を出して、
色々とPR活動をしている。

ふと立ち寄った出店で、
「美味しそうな焼き芋売ってるな〜」
え!?「冷やし焼き芋」って何だ?
と思って注文。

その間に、店員さんとお話をしていたら、
自宅の近所にある団地の集会所にあるお店から
出店されていることが分かりました。


このお店、自宅から歩いて10分、
車で横目で通り過ぎるだけだったのですが、
こんなに小洒落た袋に、甘い蜜が染みた冷たい焼き芋を販売しているとは。

スイートポテトのような美味しさでした。

団地の集会所にあるこのお店。

建築家の隅研吾氏と
クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏が
手がけた「団地の未来プロジェクト」で、
2年前にできたと記憶しています。

JR根岸線の洋光台駅から徒歩でアクセス可能。


一度、
「めざましテレビ」にも取り上げられたことがあり、
「団地のカフェ」として知られているらしい。

地元民として、
テレビを前にして早朝からぶったまげたことも
記憶に新しい(笑)


にも関わらず、足を運んだことがなかったんですね。
「灯台下暗し」とはよくあることです。

「ああ!あそこの店なんですね!私、〇〇あたりに住んでるんですよ!今度行きますね〜」と、
店員さんと盛り上がったわけです。


しかも、店員さんでジャズバンドを組んでいるらしく、
10月28日にその店でライブをするとか。
(残念ながら、その日は用事があって行けない・・)

他、近所にあるパン屋も出店していて、
カレーパンが有名。
この店も、
過去確か日テレ系の情報番組で取り上げられていて、、
数年前から結構利用していました。


こんな横浜のハズレにある街で、
メディアに取り上げられるような店が結構あるなんて。
「メディアに取り上げられればいい」とは限りませんが、
せっかく良いサービスや商品を売っていても、
認知されなければ始まりません。。

飲食店だけでなく、
介護施設やボーイスカウトでも出し物をしていたり、
何か購入したり、子供向けのゲームイベントで遊んだりすると、
チラシを受け取って存在を知ることができるんですよね。


子供からお年寄りまで、結構賑わっていました。
この賑わい感のある催し物で、
街の個人商店や施設がPR活動をしている場って、
とても素晴らしい。

「行政のイベントなんて・・」とたかを括っていましたが、
区役所前の道路で手広くホコ天まで作って、
近所のお店や施設を集めて祭りを開いてしまえるのは、
確かに行政ならではです。


「こんな町嫌や〜!」までは思わなくても
「特に特徴ないよね」くらいにしか思っていなかった地元の町ですが、
意外な面を多く知ることができて、
「知ってて足を運ばなかった、あの焼き芋屋、じゃなかったカフェ、今度行ってみよう!」
という気持ちになれたのが、最大の収穫でしたね。


これ、仕事でも大きく言えることだと思う。

いくら多くのことを知っていても、
いくら優れた能力を持っていても、
いくら「イイ人」であったとしても、

まず、知られていなければ仕事を頂けない。


会社員であれば、
自分ではなく「会社」の名前と
信用で営業職が仕事を取ってくれる。

自分という個人が世の中に認知されていなくても、
「会社」の仕組みから分配される給料で、
倒産しない限り食いっぱぐれることはない。

しかし、会社組織の中でも
「自分という存在」をポジティブに認知してもらうことで、
より多くのチャンスをもらえたり、
多くの選択肢を用意してもらうことができる。


これが個人で仕事をする、となるとどうなるか?

世の中に「〇〇と言えばアナタだ!」
と認知されるくらいにならなければ、始まらない。

「能力があろうとも、認知されなければ始まらない」
という厳然たる事実を知った上で、
日々の取り組みを認知してもらう必要がある。


そのためには、
自分の中にある「経験」「好きなこと」「行動パターン」
変な話「性癖」「嗜好性」までひっくるめて、
長い年月かけて、世の中と人に関わり続けながら、
「自分というニッチな存在」を育て上げることが大切です。

「地元に意外とイイ店あった!」だけでなく、
自分自身に対しても、
見えていないだけで発掘できていないだけの希少な価値があるはず。

自分はダイヤの原石みたいなものです。


すでにあるものを真似るだけでは激戦区。

先ほどのお芋屋(カフェ)も、どのような経緯で
「未来の団地プロジェクト」でお店を構えるようになったのか、
ジャズやったり人を繋ぐようなことをやったのか分かりませんが、
ここにはきっと、
色々と紆余曲折なストーリーがあったのだと思う。


最初から奇をてらって勝負するのではない。
自分が自分に忠実に世の中と関わっていく中で、
「唯一無二の存在」として、認知されるようになる。

長い道のりですが、
それに気付けたことが全ての始まりだと思います。
まだまだ、人生これからです!


それでは、今日も素敵な1日をお過ごしください。

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