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タイマッサージを始めた理由:前編

東日本大震災は、自分にとってこの仕事を志すきっかけになった大きな出来事のひとつでした。

当時は福岡に住んでいて、平日夜と週末にライブハウスの照明の仕事をし、平日の朝9時から17時まで派遣で事務の仕事をする生活。
オフィスの会議室から「大変なことになってるぞ」と聞こえてきて、津波の映像に息を飲んだことをはっきり覚えています。その後東日本を中心に日本中がパニックに陥る中、

「電気もガスもない世界でも誰かの役に立つ仕事がしたい」

と、翌年3月派遣の契約が満了になった次の日にバンコクへ渡って、タイマッサージの総本山・ワットポーに入学したのが始まりでした。

マッサージにも色んな種類がありますよね。20代の頃からあちこちへ受けに行っていましたが、タイマッサージのゆっくりしたリズムが自分には合っている気がしました。

いきなりタイへ行ったのは、リンパドレナージュのセラピストをしている友人から「こないだタイで勉強した人が入店してきて上手かった」と聞いて『タイに行ったらマッサージが上手くなる』と思い込んだからです。インターネットなどでの情報がほぼない時代。現地に行ってから情報をかき集めて、一泊1,500円くらいの安宿に泊まって、身振り手振りとつたない英語でどうにか生活。大変だけど苦労とは違う、楽しい青春のような1か月でした。今でもタイのマッサージ学校で知り合ったタイ人や欧米人の友人とはFacebookで時々やりとりして、日本人の友人とはご飯を食べに行ったり練習モデルになってもらったりしています。

そんなこんなで早9年。ワットポーでタイ政府の認定試験に合格してはしゃいでる当時の写真が出てきました。初心忘るるべからず。

写真の真ん中がわたしです。
撮影はこの後バンコクで紛失したiPhone3。
こんなに粗い画像でしたかね?


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