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捨てる神あれば拾う神あり。独立開業するためには自分の強みや個性を知らなくてはいけません。これもマーケティングの神であり心の師匠・すがけんさんと、タイマッサージの師匠・のじさんの教えです。まずはわたしを選んでくださるお客様はどういう方が多くて、なぜわたしを選んでくださるのかを推察したいと思います。推察なのは「どうしてわたしを選んでくださるんですか?」とまだお客様に聞けていないからです。恥ずかしくて。でも大切なことなので、いつかお聞きしてみます。以下は3年前から勤務している東京・中野のタイマッサージ専門店での話です。

男女比

女性6:男性4で女性が多いです。今の勤務先に来店されるお客様の男女比は女性3:男性7で女性がかなり少ないので、店でも珍しいケースです。実力がつき始めたキャリア4年目くらいから女性からのご指名が一気に増え逆転しました。ただ男性の方が来店頻度が高い傾向にあり、売上で比べると男性の方が高い。これは過去に勤務した店でも同じでした。

年代

女性:30〜50代、男性:40〜60代

来店頻度が高いお客様の特徴

1〜2週間に一度ご来店されるお客様はこんな方が多いです。

女性:40代、既婚、お子さん小学生、デスクワーク、真面目だけどユーモアがあってお話が面白い、美意識が高い
男性:40〜50代、独身既婚ほぼ同数、経営者か管理職、スポーツか音楽などの趣味がある、お話が面白い

男女とも施術中よく会話するお客様が多いです。施術の90分〜120分ずっと会話しているか、短くても施術開始後30分ほど世間話をしてあとは眠るとか。

選ばれる理由を推察

①話しやすい。よく道を聞かれます。コミュニケーションが上手くいくと次にご指名をいただくことが多いのは接客業の基本ですよね。お客様の面白いと思うところを見つけるとどんどんお聞きしてしまいます。眠りたそうだったら諦めますが。これは接客のコツがつかめなくて悩んでいた頃『その人の変態性を見つけるといいよ♪』というアドバイスをくれたタイマッサージの師匠・のじさんの言葉が効いています。わたしのお客様がこれを読んでいないことを願うばかりです。

②体の知識がある。知識があると信頼されるまでの速度が速いと感じます。むしろ体の知識がないセラピストがいるの?と思われそうですが、恐ろしいことにいます。わたしもまだまだ勉強しないといけませんが、これまで解剖学などの座学にもたくさん投資した甲斐がありました。

福岡では雨青舎の柳先生に出会えたことが大きかったです。変態的なまでの知識と勉強量と技術。褒めてます。東京ではなんといっても美容矯正の勝山先生。生きる伝説・知識の宝庫。ある日勝山先生がとてもお疲れのご様子だったので理由をお聞きしたら研究疲れとのこと。てっきり学会か何かの締め切りがあるのだと思い、いつ発表されるかお聞きしたら「僕はね、研究者なの。研究者ってのは、研究したことの99%は世に出ないもんなんですよ」。アメリカで生体力学を研究し、フェローの学位を取られて現在66歳。今もなおバリバリの研究者です。その情熱に敬服いたします。授業の内容が濃密すぎるため、勝山先生が10分話された内容をノートにまとめるのに2時間かかったこともありました。

③技術がある。上には上がいる世界で自分で言うのも本当に本当にアレなんですが。お客様からもよく褒めていただきますし、これも相当自分に投資しています。周りを見てもキャリア9年でこんなにほぼ毎月勉強しに行っているセラピストは稀なようです。

最近自分の技術を実感した実例でいうと、店には長年フリー(指名なし)で通ってくださってわたしも過去何度かフリーで入らせていただいたお客様が、ある日からわたしを指名してくださるようになった、というケースがここ1年で増えました。単純に今までより技術が上がって気に入っていただけたんだと思います。

【技術には合う/合わないがある】とリラクゼーション業界ではよく言われます。が、個人的にはセラピスト側がお客様のお好みに合わせに行かないといけないと思っています。偉そうにすみません。理由は施術代としてお客様が支払われたお金の1回分でも無駄にならないようにするためです。いくつかの店で働いてきましたが、施術後にお客様が満足されなかったとき「わたしには合わなかった」とすぐ諦めるセラピストがけっこういるんです。特に複数人で運営するサロンでは多様なお客様が来られるのに、“わたしの施術はこうだから“と固まってしまうと、受け入れてくださるお客様も狭まってしまいます。個性の強さでたくさん指名が取れるタイプならそれでいいと思います。わたしはそこまで個性が強いタイプではないのでお客様のお好みに合わせに行きます。合わせに行けることが個性かもしれません。ここ1年は特に自分の“合わせに行く技術“があがったと思います。具体的には施術しながらお客様のお好みを察知する感性が高まったこと、弱圧〜強圧まで技術のバリエーションが増えたこと、です。

“ここ1年“を繰り返し入力していると毎回CoCo壱と変換されそうになるのをずっと注意しながら書いています。誤変換ないでしょうか。予測変換にCoCo壱と出るたびにプロ棋士の斎藤慎太郎八段を連想してしまいます。お父様がCoCo壱の社長です。今期は棋界の最高位である名人のタイトル挑戦者となり、もうすぐ第2局が行われます。第1局は渡辺明名人に見事な逆転勝ちをされました。奈良ご出身ではんなりイケメン、西の王子としても有名です。

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https://www.google.co.jp/amp/s/www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/02/28/kiji/20210227s000413F2714000c.html%3famp=1

長々と書きましたが、この記事は来年あたり消すかもしれません。読み返したときたぶん自分で「何言ってんだ」と思うからです。そのくらい、たくさん勉強してセラピストとして毎年成長できている、という自負だけはあるので過去の自分を振り返ると恥ずかしくなるんですよね。まだまだのくせに、って。なので最速で明日消すかもしれません。




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