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作りたいお店、資金のこと

「どうしてまだ独立しないの?」ってお客様にもたまに聞かれるんですよね。一番の理由は、資金が足りないからです。多くのセラピストがそうだと思います。リラクゼーション業界のお給料相場は低くて貯金もなかなかできないですし。

今考えている作りたいお店は【福岡市中央区で、マンションで、1人で運営するサロン】です。わたしの場合、あらかじめ320万円くらい必要だと思っています。すごくどんぶり勘定なので先輩からのツッコミ大歓迎です。内訳は

開業資金100万円

運転資金30万円×6か月=180万円

東京からの引っ越し代40万円(引越業者+自宅の初期費用)

場所について

自分が一生暮らしたい場所、かつ商業的にうまくいきやすそうな場所。どこにお店を出したいか想像したときに、頭に浮かぶのは地元・福岡でした。今住んでいる東京も、落ち着ける静かな場所でならお店を出してみたいと思っていました。が、当然ながら家賃が高すぎて必死でしがみつく苦しい形になりそう。それに美味しい豚骨ラーメンがないと生きていけないので、福岡でと考えています。友人知人が多く、天神界隈なら半径100M以内には誰かしら友人知人がいるような距離感の近さに安心出来る街です。可能なら月に1,2回東京と行き来して2拠点生活で…企業様での福利厚生タイマッサージが月2回金曜日にあるので、ご契約が続けば月2回金〜土に東京で施術できたら理想だなと思います。

開業資金

リラクゼーションサロンは開業資金がかからない業種と言われています。必要なものが少ないからです。部屋を借りてベッドやマットのほか細々としたものを揃えれば始められます。体が資本で抱える在庫もありません。福岡市中央区なら7~8万円で店舗OKのマンションが借りられるので、マンションの初期費用、必要な備品、広告費などで50万〜150万円てとこでしょうか。結構振れ幅が大きいですけど、立地やどんなお店にしたいかで変わります。

わたしの場合は改装まではしなくても、内装には結構こだわりたいほうなので100万円くらいかと思います。夢膨らんじゃってます。特に元ライブハウスの照明として、照明には無駄にこだわりたいです。施術中殆どのお客様は寝てしまうか目元にタオルをおかけするので、照明は見えません。無駄ですね。でもそこが個性を出して差別化できるところでもあり、体験価値を感じていただけるレベルの照明にしたいと考えています。しかし開業資金はできるだけ抑えなくてはいけませんのできっと葛藤するでしょう。きっとかっとう、KitKat…中年になると前頭葉の働きが弱くなりつまらないダジャレを自制することが出来なくなります。本当です。

運転資金

店の家賃光熱費と別に自宅の家賃光熱費と生活費などで月20万円ちょっと。だいたい月に30万円が最低限かかります。運転資金は多ければ多いほど安心ですが、1年分貯めるには時間がかかりすぎる。え、半年で売上月30万円、できる…?文字にすると不安になってきました。こうして言葉にすることもイメージを具現化する大切な勉強ですね…。半年で潰れるサロンが多いというのも納得です。ちなみに3年で9割のサロンが潰れると言われています。1年で9割という説もあります。オープンから6か月でいかに売上を伸ばせるか。オープン迄にしっかりうまくいくやり方を練らなくてはなりません。

資金を貯めること

今現在の貯金額は180万円。月に13万円を貯金しているので320万円の目標到達まであと11ヶ月。今が2021年4月、2022年3月の予定です。でも美容矯正の勝山先生からまだ学びたいことがあって、それを学ぶと数ヶ月遠くなるかもしれません。福岡に戻ってお店をオープンさせてから東京へ通いで学ぶという手もありますが。貯めたい、でも勉強もしたい、いつもそれが悩みです。9年間で体の勉強に投じた額は数百万円。

良い歳をしてお恥ずかしいのですが、ろくに貯金をしてきませんでした。業界的にお給料が安かったにせよ酷いものです。本格的に貯めることが出来るようになったのはタイマッサージの実力がつき始めて指名のお客様が増えた5年くらい前からです。セラピストのキャリア4年、福岡の花水木というお店で働きながらRoomsというライブハウスで照明をしていた頃。一人暮らしでした。時期によって違いますが月2〜5万円を貯め始め、今は月に13万円を貯金しています。貯金に回せるお金がここまで増えたのは、昨年11月から企業様の福利厚生タイマッサージの案件を【直接】お仕事でいただいたことが大きいです。直接、大事。お店勤めでもなんでも、どこかを間に通すと売上の半分位は中抜きされる業界なので。

オール・イン

賭博用語で「自分が持っている金を全て掛ける」という意味です。この言葉は、プロ棋士になるために人生の全てを掛け、夢破れてなおプロへの道を諦めず、30歳で舌癌のため亡くなった元奨励会三段の天野貴元さんの著書のタイトルで知りました。重くのしかかります。そこまで危険な賭けをするのかと。貯めたお金を全てお店を作るための資金に回すのか、43歳独身として迷うところではあります。あ、架空の儲け話をもってくるのはやめてください。でも理想のお店を作りたい。そのために【うまく行くやり方】でやらなくてはなりません。それを今は日々学びながら考えているところです。

写真は、ずっと前から狙っていて借りたかったお部屋です。場所は今泉。先月空きが出てすんごくすんごく借りたかった!のですが、資金がまだ足りないと諦めました。でもあれから1ヶ月、自分にはマーケティングの勉強も足りなかったと痛感しています。まだお店を出すタイミングではなかった。


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