CANON R6MarkⅡは、ユーザーを選ばないカメラ
年始から色んなことが起こり、カメラネタを書こうとしていた年末年始もあっという間に過ぎ去っていきました。
デジカメの風評が既存から新製品の噂まで飛び交っておりますが、私が個人的に感じる事は、CANONの抜け目の無い戦略でしょう。
もちろん、販売シェアの獲得は、最優先と思われますが、N社やS社などの販売実績よりも、EFレンズやRFレンズのユーザーをターゲットにしつつ、R10、R50、R100でビギナーを掴む製品は、スマホで写真に興味を持った方々への選択肢となります。
個人的には、R8の国内の販売価格として、R7や為替などの都合で20万円越えの価格設定は、性能から判断すると割高です。むしろ、90D等のAPS-Cからの買い替えでは、R7が良心的な価格設定でして、バッテリーもLP-E6シリーズなので、充電器も使いまわしが可能です。
CANONで唯一の販売が堅調なR6MarkⅡですが、実売35万円もする高額な商品として扱われている反面、レフ機からの買い替えは、EFレンズなどの活用を考えると、一択となります。
個々の好みまでは、どうしようも御座いませんが、多少の予算オーバーでもR6MarkⅡの選択は、使いこなすうちに味が出る、奥の深いボディ。
新製品が発表されても、目移りすることなく5DmarkⅣのように長く使えるので、レンズに投資できます。
巷では、CANON以外の販売実績が好調に見えますが、裏を返せば、ボディやレンズが購入以前に整っている状況とも読み取れます。
慌てて新商品の購入または買い替えに、追い込まれていないので、現有の機材のメンテナンスで継続が可能。
未だに画素数や連写のコマ数などの自動車で言いうところのパワー競争とでも言いましょうか、新製品の発表では、性能向上を訴えやすいのが分かります。
画素数が、3,000万画素を超えると、撮影技術の他、PCなどの撮影後の環境も重要となります。R5は、憧れのカメラですが、現実的な問題として4,500万画素の画像の編集や管理などを考えると、パソコンのパワー不足となります。
RAWの拡張子がCR3に変更になってからは、DPPによる現像の時間も必要以上に掛かりますし、編集もパソコンのフリーズとの戦いとなります。
R6MarkⅡに不満が無い訳ではないのですが、R6と5DmarkⅣとの併用も可能な点も侮れません。
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