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CANONのPHOTOBOOKサービスが終わるので。

EOS KissDNを2005年の春に購入して、驚いたことがRAWファイルの存在だった。パソコンで好きなように現像できるのが新鮮だった。
もう一つ、ネット環境が有れば、オンライン上でオリジナルのPHOTOBOOKが作成できる。
フィルム時代のプリントサービスと違い、一冊の本、写真集として残せるのが斬新でして、L版の写真1枚1枚を保管する煩わしさも軽減できます。
CANONのPHOTOBOOKは、イベントがあるたびに利用してきた。旅行や子供の進学など、HDDに撮り溜めた膨大な数のファイルから唯一無二の写真を選び出し、DPPで現像を行う。
長年の写真を閲覧すると、カメラやレンズの買い替えから、撮影の技術もたぶん良い方に変わってきていることが分かる。
そして、DPPの扱い方もある程度まで使いこなしてきていると勝手に思い込んでいる。あくまでもアマチュアの域でのお話。

RAWファイルの現像は、良し悪しよりも好みの問題だと考えている。基本的なレシピが固定され、撮影時の露出に合わせて微調整する程度が、一番おいしい。
今回は、4月に子供が中学校に上がったので、小学校6年間の写真から選別を行い、時系列でPHOTOBOOKを作成する。
ちなみに、我が家の二人の子は、生後から卒園式までの6年間のPHOTOBOOKも過去に作っている。
カメラの解像度が上がったのが良く分かるのは、5DmarkⅣのRAWファイルからである。
6Dも十分綺麗な画像を提供してくれていたが、RAWから現像したJPEGは、5DmarkⅣが繊細だ。
画素数の違いがあるのは承知の上だが、敢えて言うなら、高感度ノイズの少なさは、6Dでした。
シャドー部を少しぐらい上げても、6DのRAWファイルからは、ノイズらしい粗さが出てこないので安心でした。

今回のPHOTOBOOKでは、6Dから5DmarkⅣ、R6、R6MarkⅡと4台にわたるRAWファイルが乱立しています。途中、RPも有りましたが、R6MarkⅡと入れ替えのため、下取りで旅立ちました。
RPのコンパクトなボディは、好きだったのですが、子供たちのサッカーの撮影では、コマ数が足りなくてR6のサブ機としては、役不足でした。
5DmarkⅣは、SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryや、EF70-200mm F2.8L IS III USMとの組み合わせが絶妙なので現在も活躍してくれます。
EF70-200mm F2.8L IS III USMは、先日の運動会の際に大活躍で、5DmarkⅣはの秒間7コマは、多過ぎず少なすぎず、適度な枚数の撮影が可能です。
R6やR6MarkⅡの秒間12コマは、シャッターチャンスには強くなりますが、撮影後のファイルの保管や選別に時間を要するため、持て余し気味です。

PHOTOBOOKの需要は、採算が取れるほど多くなかったのでしょうか。それとも、作成に時間が掛かるため、敬遠されることが多かったのだろう。
撮影した写真を、自分だけの写真集として纏め上げる事が出来るのは、カメラで撮影しているうえで、さりげなく発表の場も提供してくれていたと思っている。

一応ですね、私の中では、大きいカメラや白いレンズを使用するのは、ほぼ、PHOTOBOOKの作成が目的だからなんです。
撮影してお終いだなんて、勿体ない。お気に入りの写真を現像して、テーマ別に一冊の本に収める。
そして、思い出話や生い立ちなどを振り返る際に、貴重な資料として残せます。
作成する頻度は、多いとは言えませんが、カメラが好き、写真が好き、そして自己満足を味わえるのが、世界にたった一つのPHOTOBOOK、そんな価値が残り続けて欲しい。
CANONには、写真文化の一つとしてPHOTOBOOKのサービスが、リニューアルして復活されることを切に願う。

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