文の独り言

 5月1日、solafujii_informationインスタアカウントからのお知らせを読んでから気分が晴れない。そのせいか体調まで悪くなってしまった。

 このお知らせの前日4月30日、藤井空さんとTEAM空との契約が終了した。といっても、9月のラストライブ以降藤井空さんはTEAM空での活動には関わっていないので、契約が終わってしまったという感覚は9月の方が強い。TEAM空の活動が終わると聞いた時は残念に思ったが、藤井空さんが決めたことだからきっと何か理由があるのだろう、これからも応援していこうという気持ちでいた。

 なぜ今回こんなにも落ち込んでいるのだろうか。4月30日でTEAM空との契約が終了したということ、5月1日から「藤井空本人及びスタッフが発信するWebsite、Instagram、グッズショップそらやを公式」とするという報告だけならここまでしんどい思いをすることはなかったと思う。「今後のTEAM空の活動は藤井空には一切関係ない」「9/19以降TEAM空の活動には全く関わっていない」「DVD(Blu-rayのことだと思われる)制作についても同様(に全く関わっていない)」「TEAM空に掲載されている私の署名は、私(藤井空)のものではない」と、TEAM空との関わりを否定する文言が並び、「弁護士先生と相談しての対応」という表記も加えられたので、TEAM空と何かしら揉め事があり、調停か裁判かが行われ(てい)ることが伝わる。それならなおさらこのお知らせは公表するべきではなかったのではという疑問は残るが、あのような表現になったことには理由があるとのことなので、後日明らかにされるのだろう。

 確かに、TEAM空から「藤井空 OFFICIAL GOODS STORE」のお知らせが届いた時に、公式が2つあっても大丈夫なのかと心配していた。そのことに対する抗議という意味があるのは理解できる。

 私が一番辛かったのは、恐らく最後の一文だ。「何度も繰り返しになりますが、過去ではなくこれからの藤井空を応援していただけましたら幸いです。」これは藤井空さんとスタッフさんの今の気持ちが表現されているものだ。TEAM空は過去のこと、もう忘れてほしいことのように感じる。更には過去の藤井空さん自身を否定するばかりか、それを楽しんでいた私たちをも否定されたように感じる。しかし、TEAM空のライブに行った人は分かると思うが、藤井空さんはとても楽しそうだったし、ラストライブではTEAM空代表の鈴木千恵さんへ曲を作って披露してもくれた。そこでは感謝と尊敬の気持ちも言葉にされていた。コメント欄で多くの人がスタッフさんの言葉だと感じた要因は、あの文章にはTEAM空への感謝や敬意が全く感じられないことにあると思う。

 いずれにしても藤井空さん名義で発信された文章なので、これが今の気持ちであるとして、もし私がスタッフで藤井空さんにこれを発表したいと言われたら、全力で阻止する。そして、同じくsolafujii_informationから5月5日のコンサート終了後に発表された「オフィシャルは取り下げていただきたい」という表現にとどめておくことを提案する。あるいは、せめてBlu-rayの販売が一段落するまで待つことはできないか検討する。散々話した結果に苦言を呈するのは心苦しいが、これを読んだファンがどれほどのダメージを受けるかを想像していただきたかった。

 あの里庄での生誕記念コンサートは本当に楽しかった。多くの空友さんにも会えた。TEAM空が地方でたくさんのライブを開催してくれたおかげで確実にファンが増えたことを一ファンである私でさえも感じることができた。『SOLA no SOLO』もすばらしい作品だ。グッズもいろいろ持っており、ライブだけでなく普段使いとしても重宝している。今回、TEAM空解散とともにとても熱心に応援していた何人かの空友さんが静かに去っていった。それでも今の体制でやっていくと決めた藤井空さんを応援していこうという空友さんも多い。私もその一人。ただ、私は今までもこれからも応援している。だから「過去ではなく」という言葉が想像以上にショックだったのだろう。

 争いや奪い合いではなく、尊重や思いやりをもって話し合いが進みますよう願います。藤井空さんの音楽がこれからも多くの人に届きますように。

 

 



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