人の時間、植物の時間。ことなる二つが交わるとき

今年のサクラランがそろそろ終わりに近づいた。
かなり花には蜜がたまり、ぽとりと蜜が下におち、蜜たまりができている。
みずたまり、みつたまり。
点があるかないかで意味ちがうね。
おもしろい。

花数が多いときは、蟻の通り道ができるとか。

花芽ってあるとき突然、その存在に気づく。気づくと何故かスピードを増してぐんぐん大きくなっていく。「ねえ、見てみて」と言われているよう。


このサクラランは3,4年前に20センチくらいの枝を頂いたものを挿し木したもの。発根後、2年はまったく姿は変わらず。在宅医療受けている患者さんとそのご家族が集い、歌ったり、療養のあれこれを専門家に相談したりする施設が東久留米市にあり、アロマテラピーの専門家として関わっている。
その施設の壁をはう見事なサクラランのうち、2枝が我が家に来たというわけ。

2年程たったら突然、花芽がついてきて7も8も10も次々と花をみせてくれた。

こんな感じで花芽がついてくる。
かなり成長して壁一面に這わせていたのだけど昨年、剪定して剪定枝は何軒かのお宅に嫁入りしていった。
宮崎にも東京にも東久留米市からはじまり、うちを経由し、遠くへ旅立っていった。

時折、近況を聞くことがあるけどみな、元気に暮らしているようでうれしい。
植物をお分けしたときって近況については自分からはたずねないことにしている。私だけ?
何かの理由でふいに消えてしまうことも多いからさ。
「頂き物はぜったい枯らしてはならねえ」っ思いながら暮らすのはきついしね。
いっとき楽しんでもらえたらそれでこちらもうれしいし。枯れちゃうときは突然、枯れちゃうんだ。だから好きなものは複数迎えておく。

強めの剪定をしたから我が家、今年は咲かないかなと思っていたら花をみせてくれた。これは予想外のことでコロナ自粛中の自分のテンションがかなりアップしたなあ。

人の時間、植物の時間。
流れが違うけど交差する瞬間がたまらなく好きだ。

#植物と暮らす
#人の時間
#植物の時間

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