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自分の中の小さな違和感を見過ごさない

先日、OURHOMEを主宰しているEmiさんの著書「暮らす働く、もっと明るいほうへ」を読了しました。

Emiさんは整理収納アドバイザーとして起業して、片づけの指南から暮らしの「ちょうどいい」を提案するモノづくりをされています。

経営者でありながら双子のママ。
発信される暮らしのヒントが等身大で素敵に成功されている方です。

著書は既に20冊近くに及びますが、私がEmiさんを知ったのは「デスクと気持ちの方づけで、見違える、わたしの仕事時間」という本でした。

モノの整理整頓、少しの工夫でデスク周りが綺麗になることを写真入りで丁寧に解説してくれるだけでなく、気持ちもスッキリするアイディアがたくさん。
そしてEmiさんのアイディアの原点がマイノート。

「マイノート」とは、日々心が動いたことやモノを時系列にノートに記していくことで自分を知ることや暮らし・仕事に役立つ自分だけのノート。どう心が動いたか、どうして心動かされたのか、記録をしながら自分のことをより深く知ることが出来るノート。日記としてだけでなく、仕事や暮らしのアイディアにも役立ちそうです。

これらの本からEmiさんとOURHOMEを知り、肩がずり落ちないエプロンや素材とデザインで着心地の良いルームウェアなど、こだわりを込めて作られたオリジナル商品も折に触れ購入しています。

いつも感心するのがそのセンスと共に、ちょっとした違和感を見過ごさない着眼点。モノも情報も溢れている世の中で、もう少しこうであったらいいのにな、の深掘りから生まれる商品やサービス。アイディアとカタチにする力。そして伝え方がとても上手なのです。

エッセイでもモノづくりでも、出てくるエピソードがいつも具体的で共感します。実際には遠いのですが身近に感じさせてくれる存在です。

「暮らす働く、もっと明るいほうへ」はタイトル通り読むと前向きになれる本。ひとつひとつのエッセイは短く、語り口が優しくてさりげなく背中を押してくれます。

私の特に心に残ったルールはこの3つ。

①「~しておいたほうがいいかな」を、あえてやらない選択

こうしておいたほうがいいかな、という選択よりも、こうしたいからする、の積み重ねの方がすごく大事なんじゃないかなと

暮らす働く、もっと明るいほうへ

こうしたほうがトクだから、こうしておいた方がよさそうだから、の選択をやめて自分のやりたいことを優先する。

②毎日を”なんとなく”じゃなく”能動的”に過ごす方を選ぶ

暮らし全般、仕事でも、ルーティンをルーティンとして受け入れてしまうのではなく、よりよく、より快適にするためにはどうしたらよいのかを考えて改善することが大切。

③心がザワザワしたときは、明るい色の服を着て、古いタオルを1枚取り出す

具体的な解決方法!古いタオルは掃除をするということです。
自分なりの気持ちの切り替え方を持っておくことは大事ですね。
私だったら「音楽をボリュームを上げてかけて一緒に歌う」かな。

私の生活は「丁寧な暮らしに憧れながら時短を追い求める慌ただしい共働き家庭」ですがほんの一つの工夫でぐっとラクになることって結構あります。棚を追加するだけで収納がラクになったり、置き場所を変えるだけで汚れがさっとふけるようになったり。

思考停止しないで考える。
そして出来る限り良い方向から物事を捉える習慣をつける。
心が健康な状態でいられるように、違和感を感じたら自分で自分を整えていこう!
Emiさんとそんな風に会話したかのような気分になれる、また今日から頑張ろう!と思える本でした。


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