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 「ラッキー」のアルゴリズム 〜星占いの結果はどうのようにバラバラなのか~

7つの星占いサイトで毎日更新されるラッキーカラーを、2021年11月〜2022年1月までの3ヶ月ぶん・12星座ぶんを出力し比較した。横軸が日付(92日間)× 縦軸が12星座 × 7サイトとなっている。 これは何の研究であるか星占い(西洋占星術)とは、10個の天体の12星座(黄道十二宮)における配置を元にしている。この図をホロスコープと言う。 これは天体の公転周期から、計算によって求めることができる。基点とする場所や時間などの条件が同じであれば、同じホロスコープになる。

    • 「きみのジェネラ」作品解説

      2024年4月10日〜4月16日に東京都美術館で開催された「ムサビズム展 -武蔵野美術大学校友会 関東圏合同展-」に出展した『きみのジェネラ』という作品について、制作過程や意図などを記載しています。 作品概要カラフルな色の輪の中に、手書きの文字が書かれている。 そして左側には、プログラミングのコードに似た文字の羅列がある。 手書き文字の筆跡が様々なことからわかるように、この作品は多くの方にご協力いただいた。プログラミングによる出力と、アナログによる手書きサインで構成されて

      • 「sketch mosaic」作品解説

        絵の小さな断片が、ところどころ隙間をあけながら並べられている。 遠くから見ると、何やら見慣れた形にも見える。もしかしたら、QRコードかもしれない。 概要 これは2023年9月12日(火)~9月17日(日)に世田谷美術館で開催された「musa2 アート&デザイン展2023」の出展作品である。 画面上で制作したものを、画面以外の媒体(キャンバス)に出力し、それをバラバラにして再構成することで、再び画面に戻すという実験でもある。 作品では、小さな正方形に裁断されたキャンバ

        • 目の不自由な石井さんとディオール展を見にいく、に遭遇する。そして同行する。

          東京都現代美術館で開催された企画展「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」(以下「ディオール展」)に行った。そして、当日に会場で遭遇した面識のない人たちと展示を巡った。それは、とてもエキサイティングな経験になった。 ディオール展は、クリスチャン・ディオールの回顧展。建築家の重松象平がデザインした展示空間も話題となり、一ヶ月ごとに販売される事前予約チケットはほぼ完売し、わずかな当日券も30分ほどで完売する日も多い。「展示空間がとにかくすごい」という評判を聞き、幸運にもチケ

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         「ラッキー」のアルゴリズム 〜星占いの結果はどうのようにバラバラなのか~

          画像はこちら:目の不自由な石井さんとディオール展を見にいく、に遭遇する。そして同行する。

          別記事(目の不自由な石井さんとディオール展を見にいく、に遭遇する。そして同行する。)の画像をこちらに載せています。画像を見ずに、想像しながら読んでいただきたかったので、別にしました。 ディオールから見た日本 「折り紙の鶴を折る途中みたいなのが胸についていて、着物を羽織っている。頭に果物のカゴをひっくり返してかぶっていて、串が刺さってる。」な、服。 謎の油絵 おそらく、クリスチャン・ディオールの肖像画かもしれない謎の油絵 全員レイア姫の、スターウォーズの最高評議会

          画像はこちら:目の不自由な石井さんとディオール展を見にいく、に遭遇する。そして同行する。

          「Today’s Your Butterfly」作品解説

          一見すると、カラフルな蝶の整列。だが近寄ると、星座と日付が書いたラベルが貼られていることに気がつく。 そうすると「今日の、自分の蝶」を探してしまうのではないか、という試みでもある。 概要 2023年3月16日~3月21日の6日間、吉祥寺美術館 市民ギャラリーで開催された「ムサ通の会 アート&デザイン展2022」に出展した作品である。 星占いのルールと、星占いに使用される惑星配置の数値データに基づいて蝶のグラフィックを作成する。それを紙出力し、樹脂粘土で作った胴体と接合した

          「Today’s Your Butterfly」作品解説

          星占いのラッキーシンボル 1年分まとめ

          「Yahoo!Japan占い」の1年分の「ラッキーシンボル」を記録した。 ここにその結果と考察をまとめる。 対象期間は2021年11月〜2022年10月。 なぜ中途半端な期間なのかというと、「Yahoo!Japan占い」が2022年10月31日をもってサービスが終了したからである。 なお、うっかりスクレイピングし忘れた日が2日ほどあり、データは欠損が生じている。(この欠損を補うために2022年の1年分をまとめる予定だったが、突然のサービス終了となった。無念) 以前、「Ya

          星占いのラッキーシンボル 1年分まとめ

          Daily Drawing Challenge 2022年5月後半

          星占いの記事からお題を出力し、絵を描く。5月後半もどうにかこうにか続けられたのでふりかえってみる。(お題の出力ルールや方法は過去記事参照) 2022年5月後半 ふりかえり2022-05-16 「時報を聞いてみよう。」(さそり座) 色:深緑・ダークブルー 2022-05-17 「手首を回してみよう。」(いて座) 色:シャンパンゴールド・ブラウン 2022-05-18 「親子丼を食べてみよう。」(いて座) 色:キャラメルブラウン・ピンク 2022-05-19 「ノンカフェ

          Daily Drawing Challenge 2022年5月後半

          Daily Drawing Challenge 2022年5月前半

          星占いの記事からお題を出力し、絵を描く。ひとまず2週間続いたので、ふりかえってみる。(お題の出力ルールや方法は前記事参照) 2022年5月前半 ふりかえり2022-05-01 「ジャズを聴いてみよう。」(おうし座) 色:からし色・ペパーミントグリーン 2022-05-02 「ぶどうを食べてみよう。」(おうし座) 色:ライムグリーン・グレー 2022-05-03 「経済新聞を読んでみよう。」(ふたご座) 色:キャラメルブラウン・蛍光色 2022-05-04 「百マス計算

          Daily Drawing Challenge 2022年5月前半

          星占いのテキストからお題を出力して絵を描く

          絵を描くことが好きである。しかし描きたいものが、わからない。「とにかく手を動かして、毎日続けることは大切!」ということはわかる。しかし、何を描けばいいのかわからないから、手は動かない。 この解決策として「お題を生成する」ということを考えてみた。 きっかけお題があると「何を描くか」が解決する。それに加えて、自分なりにどうアプローチしていくかということに頭をひねる作業が発生し、なかなか面白い。 2020年4月、Processing Community Japanの企画で「Da

          星占いのテキストからお題を出力して絵を描く

          ラッキー○○をまとめてみると

          星占いの記事にはラッキーカラーだけではなく、ラッキーアイテムなどいろいろなラッキー○○がある。それについて、細かく見てみることにした。 (ラッキーカラーについては前回の記事参照) 今回はYAHOO!JAPAN占いに絞り、その内容を収集・一覧化した。その理由はラッキー○○が豊富だからである。「ラッキーシンボル」としてカラー・アイテム・スポット・レジャー・グルメ・ナンバー・方位の8つが示されている。どのサイトにおいてもカラーよりアイテムの方がバリエーションが豊富なので、まずは一つ

          ラッキー○○をまとめてみると