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愛媛の同人誌イベント会場の話

文学フリマの最新出店受付状況がポストされた。

マジで多いよ香川!
香川だけでなく、愛媛でもやったらいいのになあと、愛媛県民としては思わずにいられない。
地域おこしにもなるし、私も嬉しいよ! 絶対参加する!

実は松山市は「いで湯と城と文学のまち」というキャッチコピーがついている。

松山市は昔から、松山dis文学の名作「坊ちゃん」を推しまくり、正岡子規の故郷なので俳句がめっちゃ盛んで(街中いたるところに俳句ポストを置いている)、坊っちゃん文学賞という地方文学賞もある。文学フリマと相性がいい気がする。

県内外から参加者がいっぱい来たら、松山市としても万々歳だろう。
それこそ市が誘致してもいいレベルなのでは!?

――と、ここまで考えて気づいた。

いい会場がない。

「おでかけライブin愛媛」の会場である「アイテムえひめ」があるやろ、と思われるかもしれない。
だが先日、25ちゃん(都会生まれ都会育ち)の一言で私は気づいた。

「なあ、アイテムえひめの最寄り駅って、どこなん?」

――そんなこと、一度も考えたことがなかった。

そう、アイテムえひめには最寄り駅が存在しない!

これが公式サイトにある交通アクセスである。

最寄り駅は伊予鉄の山西駅と言えなくもないが、そこへ行くのも面倒だし、そこからアイテムえひめへ行くのも大変だ。

身内がかつて山西駅周辺に住んでいたので知っている。
Googleマップでは徒歩19分とあるが、成人男性が軽装で道に迷わず、一心不乱に歩いたらの話だと思う。カートを引いていたら30分以上はかかるだろう。
公式の交通アクセスのページに、その行き方が載っていないところからお察しである。

赤文字がなにげに凄い


JR松山駅からタクシーで15分とあるが、道が空いていればの話だ。実際は始終混んでいる。料金も片道3000円近くになりそうな気がする。

ちなみにバスは30分に1本で、会場に着くまでに30分かかる。

私はアイテムえひめの近くをたまに通るが、バスを一回も見たことない。一応存在しているんやな


空港からは確かに近いが、5分で行けるかどうかは疑問だ。
タクシー乗り場でタクシーを捕まえ、空港敷地内をぐるっと周回し、空港から出る最初の信号にたどり着くときには、すでに3分ぐらい経っている気がする。
そこからスタートでも、5分で行ける気もしない。
空港からだとアイテムえひめは右車線側になるので、タクシーを停められるところへ行くのも大変なのだ。

松山観光港から10分とあるが、道路に信号が存在しているかぎり難しいと思う。Googleマップさんも15分かかると言っている。
三津浜港(山口県から来る船が着く)からはガチで近いが、近すぎるので逆にタクシーを使いにくいかもしれない(歩くと30分ぐらいかなあ。カート引いてなかったら)

25ちゃんは、さらに言った。
「じゃあみんな何で行くのよ。自家用車!?」
「むしろ車以外はありえんレベル」
「家に車がない人はどうするの!?」
「バスでがんばるか、自転車かバイク。でもみんな家に車があるから……」

言えば言うほど思った。

アイテムえひめ、なんであんな不便な場所に作ったんじゃ……!!!

自分が他の都道府県のイベントに参加して思った。
近くに電車が通っていないイベント会場になど、行く気がしない。
文学フリマ香川に参加しようと思ったのも、会場がJR高松駅にメチャクチャ近いからなのだ。

松山で、もっと交通の便がいい会場はないものかねえ……。

昔、おでかけライブは松山市総合コミュニティセンターでやっていたこともあった。
めっちゃ狭かったが、あそこなら松山市駅という私鉄のターミナル駅が近いので、アイテムえひめより交通の便がいい。
あそこはどのぐらいの広さだったのだろうか。

大会議室で、先日のアイテムえひめの半分ぐらいの広さである。
これはなかなか厳しい(ちなみに文フリ香川の会場よりも狭い)

いま愛媛県は道後に、国際会議が誘致できる施設を作ろうとしている(まだ計画段階)
何年後にできるのか知らないが、そいつに期待するしかない。

そこが国際会議みたいな凄いやつ以外――同人誌即売会とかでも場所を貸してくれますように……。


追記:タイトル変えました。元のタイトルは「アイテムえひめの話」
……よく考えたら、アイテムえひめが何なのかご存じないかたが大半ですよな。

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