見出し画像

大切なのは、”今”を雑に扱わない事

先日は、マインドフルネスをテーマに研修会を開きました。

ゲストは、大礒先生(桜が丘病院)。なんと、4月に院長に就任され、多忙な中講師をしていただきました。ありがたい限りです。自分自身の理解を兼ねて、記録を残したいと思います。マインドフルネスはよく聞く様になって久しく、主にメンタルヘルス関係の本は読むのですが、そもそも知ったきっかけはビジネス系からなんですよね。動画をみていたら「バリバリの人がマインドフルネスといってる」といった一種の流行のような印象を受けました。


1.そもそも、なんでマインドフルネスって流行ったの?

ビジネス界でよく使われてるのは「なんで?」と思っていたのですが、google の本が有名ビジネス界で流行したというものがあるようです。

この前、ポチってパラパラめくりましたが、まだ読めてません。w 

確かに、世界の大企業とかで話題になったならビジネスのいろんなところが、話題にしてもおかしくないですよね。

こちらは、認知療法の効果維持版として開発していた経緯もあるので馴染みやすい。精神医療の方では、こちらの方がよく読みます。

上記のグーグルが用いたというのもありますが、エビデンスが出ていているってのも大きな要因だと思います。



2.今に集中しにくい世の中じゃね?

次に、現代はめちゃめちゃ隙間時間が埋められていて。上手にセルフコントロールするよう工夫しないと、視覚や聴覚がハックされかねません。
スマホを見れば、動画広告やSNSによる知り合いの投稿など、今この瞬間に集中を削がれる事が起こりやすい環境にあります。これが、多忙でネットを多用する職業の方などは常にマルチタスクを抱えて、こころここにあらずといった状態を作り出しやすい環境ではないかと思います。頭のいい人が仕事で広告作ってるからついつい見る様に作り込まれてますね。w

より身近なデバイスになって、手元のスマホに選りすぐりの広告が表示される様になりました。ましてや、仕事など24時間連絡がつきます。昔みたいに「暗くなったら会うのを明日に。」とか、現代は強制的に離れる事ができなくなっているのでその辺は懸念ですね。昔はコントロールせずとも、マインドフルネスになりやすい、時間の隙間だったり習慣があったのかもしれません。

今に集中するという言葉が響くくらい、我々はその様な環境が便利と感じやすいんでしょうかね。


3.実際の理解や実践が大事。


今この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに捕らわれのない状態で、ただ観ること

非常に私ごとの話だが、昨年はとにかくタスクと子育てで今に集中するのが難しかった。ほんと捉われまくりました。そのため、本を読んでは「自分に取り入れるにはどうしたらいいか?」と頭を悩ませていた事があります。

私の場合は、食事、歩行、仮眠の時間を作って呼吸に集中、スポーツ、香りを楽しむなど、日常のありとあらゆるものでうまくマインドフルネスを感じられる様にできないかなぁと思い、いろいろ試しました。
マインドフルネス認知療法で著者が、学び手はインストラクターが問題に対処するためのスキルも経験も兼ね備えていると感じる必要がある。単純に知識や技術ば辛いでなく、わたしたちが使いこなせるようになる取り組みも大事な印象うけました。非常に自分自身にマインドフルネスを活用するのは必要事項なようで、研修会でも私たちの様な対人援助職に導入し体験してもらう機会もオススメだなとなりました。


4.雑に日常を扱ってたことを反省

昨年は、タスクが溜まりすぎていると、たとえ1時間後の会議でもソワソワして心ここにあらずの時が多発していた。

次のタスクに追われて、健康な状態の時は身体を私たちは雑に扱いがちだし、焦燥感にかられてるときはスケジュール的に無理しがちだし。集中面でも良いパフォーマンスができていなかったと思う。


その後、すぐに改善はしなかったが、今に集中する構造を作り出せる様になり、以前より自分自身の身体の声と、心の声と向き合える様になったと思います。意図的に時間を確保し、必要と感じたら休む、食事もいつも以上に気を付けるなどもありますが、今に集中して意思決定ができる瞬間を雑に扱わないとするようにしました。

自分自身を注意し、環境も整える。まずは自分自身の日常で扱えるようになることが目標です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?