エクスプローラーアンソロジー2リリース!ヒストリックパウパー用メモ

はじめに

執筆開始時点2022/12/14、MTGアリーナにてエクスプローラーアンソロジーがリリースされました。(正式には13日にはもうリリース済みだった模様)
筆者のエクスプローラーは中隊から出てきたよく知らんイカれマナレシオ生物にボコられた記憶とパルへリオンが急発進する思い出に支配されているので割とどうでもいいかなと思っているのですが、面白いコモンが追加されているのです。時代はヒストリックパウパーである。

新たな(古くの)コモンカード

エクスプローラーアンソロジー2で追加されたコモンカードは土地を除くと5種類。ラヴニカへの回帰から天上の鎧、戦乱のゼンディカーから払拭、マジック・オリジンから焦熱の衝動、テーロスからナイレアの存在、神々の軍勢からサテュロスの道探し。スタン以外の環境はよく知らないが払拭焦熱の衝動は下環境のイゼットフェニックスで使われることがある、らしい。しかし、今回メモしておきたいのはそれ以外の3枚の方だ。

当時を知らなくても「過去の名カード」というだけでワクワクする

天上の鎧

鎧なのに先制攻撃なんだって思いました

見るからに強い。筆者のヒストリックパウパー観は基本的にMTGアリーナの不定期イベントが全てなため偏りはかなりあるだろうが、緑白オーラは普通に見るアーキタイプで小細工なしでそのまま入りそうなスペックをしている。同アーキタイプのキーカードである祖先の仮面と目指す方向が同じであり先制攻撃も接死対策になることを考えると無駄がない。
ちなみに緑白オーラはざっくり分けて「マナクリから呪禁クリーチャーに繋げてそれにオーラを張りまくるタイプ」と「1マナの優秀な回避能力持ちにオーラをつけつつタミヨウの保管で守るタイプ」の2つが見られ、特に後者は兄弟戦争でロランの脱出も得ており強化が止まらなそうだ。次にパウパーイベントが来たら多分真っ先に使うと思う。

ナイレアの存在

キャントリップはえらい

ナイレアの存在はキャントリップ付きの色基盤安定カード。ヒストリックパウパーにはすでに枷はずれな成長があり、ただ単に「エンチャントカウント(または信心)を稼ぎつつ色基盤を安定させたいし、それだけのことに手札を減らしたくない」という要求は1マナ軽く済ませることができる(8枚体制にできるともいえる)。

紛争を任意発動できるの何かで使えそう

だがナイレアの存在は基本土地タイプを増やすことができる、つまり版図の出番だ。ヒストリックパウパーで版図は団結のドミナリアから緑の3枚を含む7枚のみだがガイアの力は努力に見合うパワーであるし、弩弓破も殴り合いを打開できる可能性がある。複数色にする恩恵がありオーラとなれば天上の鎧でも触れた緑白オーラ系のデッキに仕込むのがよさそうだ。

サテュロスの道探し

歩く墓地肥やし

エクスプローラーアンソロジー2でサテュロスの道探しを見たときの感想は「あれ?お前最近居なかったっけ?」だった。
既視感の正体は直近のセットである兄弟戦争からブランチウッドのうろつくものだ。

順番的にはこいつがリメイクなわけですが

この段階で歩く根囲い8枚体制だがバルダーズ・ゲートの戦い(アルケミーホライズン)から実は12枚目が存在する。土地の円環のドルイドだ。

統率者セットから殴り込んだ上にアッパー修正が入るやりたい放題である

かくしてヒストリックパウパーでは「2マナの土地ろ過付き切削生物」が12枚搭載できるのである。緑黒はラヴニカのギルドや団結のドミナリアで「墓地にいるクリーチャーの数」を参照するカードが多く、墓地を肥やせるクリーチャーはそれらと合わせてデッキになる気がしたので試しに組んでみた。

弱そう

よろめく根茎のたうつ分解者を軸にやり場のない悔恨や仕事を終えた根囲い生物を骨の破片で飛ばして相手の壁を除去し殴り勝つ王道ビートダウンを考えたが12枚も入っている2/1/1(2/2/1)があまりにもやりたいことにあっていない気もする。回避能力がなさすぎるため黴墓のヤスデ採用は見送ったが、クロールの食糧隊あたりと変えた方がよいかもしれないなあと思ったりもする。

やり場のない悔恨は特に使いたいカード

このデッキを調整するかは未定だが、根囲いっぽい生物が12枚積めるというのは覚えておくと将来役に立つかもしれない。


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