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「コウモリであるとはどのようなことか」 トマス・ネーゲル

永井均 訳  勁草書房

読みかけの棚から
読みかけポイント:第2章少し。

原題とは異なり第12章のタイトルを本のタイトルに。訳者永井氏の英断…

図書館でトマス・ネーゲルの本を借りる。
「コウモリであるとはどのようなことか」
「どこでもないところからの眺め」
(どっちかに絞りきれなかった・・・)

 われわれは各々、自分自身の人生を生きているー一日二十四時間、自分自身とともに生きている。他のどんなことをしていると考えられようか・・・(中略)・・・(だが)自分自身と自分が従事している人生とを、一歩退いて眺めることができるのである・・・(中略)・・・その眺めかたが人を落ち着かせ、彼の笑いを誘う。
(p24)


「コウモリであるとはどのようなことか」の第2章から読んでみた。言うまでもなくこの「眺め」が「どこでもないとこらからの眺め」に続いていく。
ちなみに勁草書房は東京にあるが母体は金沢の大和百貨店、春秋社はいろいろあるけど大きな比率をしめるのは仏教書。
(2015 01/04)

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