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妹の自死から3ヶ月が経った

昨日は久しぶりに、亡くなった妹を思って声を出して泣いた。


友達が家に来てくれて、話を聞いてくれたから。

妹の自死を打ち明けた人は何人もいたけど、詳細まで人に話したのは初めてだった。


妹が首をつってしまったこと。

お母さんが一番に発見したこと。

見つかったとき、とても苦しそうな顔をしていたこと。

警察が来たこと。

遺書はなくて、突発的なものだったということ。

紐などを見ると妹の死を連想してしまうこと。

お父さん、お母さんは、自分たちが妹を殺したと思っていること。

お父さんとお母さんが妹を追いかけて死んでしまうのではないかと、私はふいに怖くなること。

検体で、妹はずいぶん髪が抜けていたと言われたこと。

自分には赤ちゃんが生まれて幸せなはずなのに、それよりも妹の死を思うとうまく笑えないこと。



うまくは話せないけど、思ったことが口から出てきた。

友達は静かに聞いて、たまに私の言葉を繰り返し、そして黙ってハグしてくれた。


ちょうど眠りについた息子を抱きながら、友達にハグされた。

私は声を出して泣いた。

友達は背中をさすってくれた。



おととい、お母さんに電話したとき、こう言っていた。

「久しぶりに買い出しに行ったけど、一緒に車で大声で歌いながら走ったことを思い出して、泣きながら運転しちゃった」


うん、そうだよね。どんなことをしていても、そこに妹の姿が浮かぶ。お母さんは家族の誰よりも彼女の近くにいたから、余計にそうだよね。


いつも買い物についてきて、買ってほしいものをかごにサッと入れてたよね。そういうの上手かったよね、なんか楽しくて「またちゃっかり入れてる!」なんて、いつも話してたよね。

そうそう、よく笑って、おちゃらけて。


いまどこで何をしているのかな。

もう苦しくない?

前みたいに、笑って過ごしててほしいな。



3か月なんてあっという間。

私はまだ信じられないでいるんだよ。

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