ふみぃく

文を書くのが好き。いつも頭の中で考えていることをつらつら書いてみます。 男の子二人(4…

ふみぃく

文を書くのが好き。いつも頭の中で考えていることをつらつら書いてみます。 男の子二人(4歳、0歳)のママです。 今年、大好きな妹が自死しました。 まだ現実を受け止められないでいます。

最近の記事

言葉をためる

なにかを考えるとき、みんなはどうやって「考える」のだろう。 人によってそれは、「誰かに話してみる」であったり、「とにかく考え続ける」だったりする。 私の場合は圧倒的に「書く」ことだ。 しかしただ書くだけではない。 それについてなんとなく思うことをnoteに書きたくなった。 いま私は言葉をためている期間だと思っている。書くときに必要なしっくりくる言葉が自分にはないときがあって、今はその言葉を探しているような、そんな感じ。だからものすごく本が読みたくなったり、深い話を人

    • 誰かに見せるために自分の人生を生きているのではない。自分はどうありたいのか、何をしたいのか、本当の気持ちを見る。

      • ぐちゃぐちゃになった気持ちはどうすればいいのかな

        とても久しぶりのnote。 ずっと開いていなかった。下の子はもう9ヶ月になった。早いなあ。 妹が自死してからもうすぐ11ヶ月か。早いなあ。 でもまだ嘘だと思ってしまう自分もいる。 会いたい。 妹がいなくなってから、死について考えるようになった。人ってほんとうに死ぬんだなとか。自分で死ぬこともできるんだなとか。私はいま30歳だけど、なんというか、もうすぐ死ぬんだなとか。いつ死ぬかなんてだれにも分からないけど、なんとなく、人生の半分は終わったんだなとか、死までの距離がも

        • 心の重い日

          今日というか、正しくは昨日からか。 私には、定期的にずーんと心が重くなる日がやってくる。 妹の自死から、今まで以上に頻繁に、そしてちょっとした出来事がきっかけでこれはやってくる。今回のはなかなか厄介だな。昨日からなのに、まだ抜けない。 家族(主に両親)の方針であまり公表しないことになっていて、私も親しい人を除いてはあまり言わないことにしていた。 でもそうすると、この話題を口にできる人はかなり限られてくる。悲しいのは当然だけど、我が子を亡くしてしまった両親の姿を見ると、

        言葉をためる

          自死遺族のおはなし会

          ついさっきのこと。 オンラインで、自死遺族のおはなし会に参加した。 私を含めて全部で5人の参加者さん。 同じ境遇の人と話をするのは初めてだった。 どれだけ泣いても、うまく話せなくても、ただただ話を聞いてくれて、こんな時間は初めてだった。 悲しみは消えないけど、すこし安心した。 私の場合、妹を亡くしていて。 両親の気持ちを思うと、自分の悲しみをどこに向けていいのか分からないでいた。両親を支えてあげたい気持ちがあって、電話口では元気なふりをして、他愛もない話をするよ

          自死遺族のおはなし会

          妹の自死から3ヶ月が経った

          昨日は久しぶりに、亡くなった妹を思って声を出して泣いた。 友達が家に来てくれて、話を聞いてくれたから。 妹の自死を打ち明けた人は何人もいたけど、詳細まで人に話したのは初めてだった。 妹が首をつってしまったこと。 お母さんが一番に発見したこと。 見つかったとき、とても苦しそうな顔をしていたこと。 警察が来たこと。 遺書はなくて、突発的なものだったということ。 紐などを見ると妹の死を連想してしまうこと。 お父さん、お母さんは、自分たちが妹を殺したと思っていること

          妹の自死から3ヶ月が経った

          一人目の育児と二人目の育児、どうしてこんなに違うのか分析してみた①

          10月に第二子となる男の子が生まれた。 第一子は4年前の10月に出産。 そして実は、母である私も10月生まれ。 家族四人のうち、夫を除く三人が10月生まれということになる。また10月が私にとって特別な月になった。 二人目を出産してから一ヶ月以上経って、自分の状態が一人目のときと全く違うことに私は気付いた。 あれ?まだ一ヶ月しか経ってない。なんでこんなに元気になってるんだろう…もっと疲れていたはずじゃ…?ということに。 今回は夫が育休をとって、全面的に育児に取り組ん

          一人目の育児と二人目の育児、どうしてこんなに違うのか分析してみた①

          親しい人が自死してしまったひとへ

          9月に私の妹が自死しました。 もう3ヶ月も経ちます。 でもまだまだ気持ちの整理がつかず、妹の死が頭から離れることはありません。 今年は新型コロナウイルスの流行で、生活が激変したという方が多いと思います。その中で、自ら死を選ぶ方が増えているというニュースも、頻繁に耳にするようになった気がします。気になってしまうのは、自分が当事者になり、余計にそのことに敏感になっているからかもしれません。 そのニュースを聞くと、ああ、私のような気持ちになっている人が、あのニュースの向こう

          親しい人が自死してしまったひとへ

          妹が死んでしまった④

          お母さんから妹の死を告げられた日。 眠れるはずがなかった。 それでも横になって、なるべくいつも通りに過ごさなきゃいけないと思った。息子と夫と川の字になった。ただ、目を閉じても開けても、どっちにしても涙は流れた。 感情が波みたいになって、少し引くときと、大きくなってきて覆いかぶさってくるときが交互にやってきた。 何度か大波が来たとき、あふれてきて、どうしようもなくなってしまった。迷いながらも、川の字から離れて隣の部屋へ行き、大好きな友だちにラインを打った。 会話をしたい

          妹が死んでしまった④

          妹が死んでしまった③

          取り乱す私は、もうお母さんと会話が出来なかった。 夫が電話を代わり、 「お母さんは悪くないです」 そう言ってるのが聞こえた。 そのまま夫が話して、電話を切った。 妹と死。 その2つが全く結びつかなかった。 夢みたいだった。 電話を切った後もしばらく、私は泣いていた。 すぐに2番目の兄から電話があった。 兄も泣いていた。 兄は、私より8つも上だ。 こんなに泣いている声を聞くのは、初めてだった。 □□のこと、お母さんに聞いた? なんで助けてやれなかったんだろう。

          妹が死んでしまった③

          妹が死んでしまった②

          その日は祝日だった。 私はお昼ごろから、友だちが出店するイベントに夫と息子と出かけた。 前からとても楽しみにしていて、天気もよくて、知り合いにもたくさん会えて、久しぶりの人にも会って話せた。おいしいものもたくさん食べた。 私は第二子を妊娠していて、もうすぐ産まれるんです、という会話もした。 こういう、人が集まるイベントは久しぶりだったから、ほんとに楽しかった。 一段落したころ、近くの公園に行って子どもと遊んだ。下の子が産まれる前に、家族3人でいっぱい思い出作ろうと思

          妹が死んでしまった②

          妹が死んでしまった①

          今年の9月。 私の大好きな妹が死んだ。 自殺だった。 まだ28歳だった。 このことを書こうと思ったのは、自分の気持ちを整理したかったのと、あの日のことを正確に記録しておきたかったから。 時間が経って記憶が薄れてしまうのが怖かったから。 少しでも忠実に残しておきたいから。 何回かに分けて、書き記していきたい。 実はこのためにnoteを始めた。 自殺ということもあって、あまり家族も公にはしていない。親しい人以外には、病気で亡くなったということになっている。 これはS

          妹が死んでしまった①

          はじめて。

          こんにちは。Fumikuといいます。 2児の男の子を育てるママです。 下の子が生まれて1ヶ月。バタバタと過ごしつつ、書き残しておきたいことは日々たくさんあって、ふとnoteを使ってみようかなと思いました。 いつも考え事をすると、誰かに発表するわけでもないのに、頭の中に文章がなんとなく浮かんできて、こっちの言い回しのほうが合ってるな、こっちのほうが好きだな、とかなんとなく考えてしまいます。 SNSだとどうしても知り合いに向けた文章に調整してしまう。あの人も見てるからこのこ

          はじめて。