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譲り受けたDNA

わたしは幼少期から人の気持ちに敏感で、人の本心・裏側がいつも見えていた。
本音で話しているのかが手に取るように分かった。


その先に起こることも「なぜか分かる」のが普通だった。



最近、この能力は父から譲り受けたのだと気づく。
父は一社で勤め上げた企業マンでバリバリ土の時代の人間(だと思ってた)だった。


定年してから土いじりを始め、父本来の姿が見える。
一緒に温泉や山をドライブすることがよくあるが、道を走らせてると不思議なことをよくいう。


「ここ、空気が変わったな」
「ここ、かぜの通り道や」
「人生は感性や」

などなど。


そして、数年前のこと。
わたしが愛用している決まったお店から購入するとても良質なセージがあるのですが、実家の大掃除のときに父にあげたんです。

セージは澱んだ空気を浄化する役割があるので、掃除の相棒といっても過言じゃない。


父にはあげた植物がホワイトセージであることも、ホワイトセージが場を浄化することも一切説明せずに渡しました。



が、感受性の塊の父は、セージを焚くと場が変わるのを感じてるんでしょうね。
「もうちょっとしたらお香(セージのこと)がなくなるから、新しいのどうやったら買える?」と今日連絡がきました。



普通、こういうエネルギー的なことに敏感なの女性じゃね?
母よりも父が敏感に場のエネルギーのこと感じ取ってるんです。



わたしはそのDNAをしっかり受け取っていて、過敏すぎるがゆえとても生きにくい時期もありましたが、今はとても感謝してます。


逆に、そんなに繊細な感性でよく企業で勤め上げたなと思います。
これからはできる限り親孝行して、人生楽しんでるところを見せて安心させつつ、両親も楽しい人生を歩んでほしいと思います。



今度実家に帰ったらやりたいことがあって「段ボールでピザ窯自作できるらしい」という情報をゲットしたので、
ピザに目がない父のために作りたいと思います。


(親孝行の仕方独特すぎるよなw)

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