ブックサンタになりたくて【#今こんな気分】
こんなこと書くと「なんてひどいヤツだ」と思われるかも知れないけれど。
私は募金がキライだ。
善意の気持ちが、ホントに必要としている人の元に届くならよい。
でも本当に届いているのか、お金の行き場が不透明なところに、もやもやしてしまう。
先日も、24時間テレビで集まった募金を着服していたテレビマンのニュースがあった。
私のお金を着服されたワケじゃないけれど、腹立たしくて仕方ない。
この罰当たりめ!と思う。
そんな私が、気になっている募金がある。
noteでも「参加したよ!」って投稿を見かける、ブックサンタである。
さまざまな事情で困窮しているお子さんの元に、本のプレゼントができる仕組みだそうだ。
私の家庭は、決してお金待ちではなかった。
けれど母や親族が、惜しみなく本を与えてくれた。
私の母は本を読まない人だったので、その選書は子ども心に首をかしげるものが多かったけれど(幼児が半泣きになるバッドエンディングな話とか…)、それでも本をもらえたことが嬉しくて、何度も何度も繰り返し読んだ。
両親共働きで、あまりそばにいてもらえなかった時も、本を読むことで、私の心がどんなに慰められたことか。
読書で人生が豊かになることを知っている。
本をお届けしたい!
そう思ったら、
まず、ブックサンタ企画に加盟している書店に行く。
0歳から18歳までのお子さんにプレゼントしたい本を選ぶ。
レジで「ブックサンタ希望」を申し出の上、支払いを済ませれば、サンタになれるそう。
私には子どもがいない。
でも同僚たちに、自分の子どもにオススメする本を相談されることがあって、選書するのは好きなのだ。
今までも気になっていたのだが、募金ギライが発動して、参加しそびれていた。
あと、勝手に「絵本とかがいいのかな~」なんて思い込んで、私は絵本には詳しくないしな~と躊躇していたのだ。
ところが、小学生以上のお子さんが読むような本が不足しているらしい。
それなら私も参加できるかも!
と考えたら、どんな本を選ぼうか、ワクワクしている。
どうしよ、どうしよ。
いろんな方のブックサンタ体験記を読んで、ひとりそわそわしている。
自分が好きだった本や不朽の名作がいいのかな?
…それだとイマドキのお子さんには古くさいと思われるかも。
今、流行っている本がいいのかな?
…あんまり詳しくないからリサーチしなくちゃ。
お勉強になるような、ためになる本がいいかしら。
それとも読んでいる間は、夢中になれるような物語がいいかしら。
考えはじめると、なかなか決まらないのだった。
早くしないと、クリスマス終わっちゃう。
ちょっと焦っている。
ちなみにクリスマスに間に合わなかった本は、1年を通してお子さんの誕生日にも活用されるそう。
近くにブックサンタに加盟している書店がない時は…。
クラウドファンディングもあるんですって。
"サンタにおまかせコース"に寄付すると、お子さんが好む選書をお願いできるらしい。募金は好きじゃないけど、いざとなったら活用するかも。
うーん、うーん。
まずは、ブックサンタ加盟の書店に行って考えよう。
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