まだまだ親知らず【#今こんな気分】

以前、親知らずの抜歯についてnoteに書いた。

noteでは、親知らずの抜歯について投稿しておられる方が多く見られるし、実際、抜歯したよーってコメントを下さるnoterさんもいた。
いつの間にか、皆さん経験しておられるんだなぁ。

かつて私の母が、大学病院で２時間かかって抜いた歯に似た厄介な親知らずが、私にもある。
歯茎にかぶって見えないけれど真横に生えていて、疲れてくると若干の腫れと共に、存在を主張してくる存在だ。

かかりつけ医からは
「うちじゃ対応できないので大きな病院に行ってね」
と言われていた。

本格的に痛くなる前に、いよいよ大きな病院に行った方がいいかも知れない。
先日思いきって、かかりつけ医に紹介状を書いてもらうことにした。

母の時は、自宅から遠い病院を紹介してもらった。行き帰りに難儀したと記憶している。

今回は自宅からほど近い２つの病院を提案してもらった。家にはクルマもないし、ありがたい話である。
「どっちがいいか、インターネットで検索してみてね」と言われた。
正直、どっちにしても大変な抜歯になりそうだから、どっちでもいいんだけど。

A病院は、かかりつけ医と関係が密なのか、予約は歯科医院がとってくれるという。
B病院なら、自分で予約してね、だそうだ。

めんどくさいのはイヤだから、予約してもらえるA病院がいいかなぁ～と、ぼんやり考えていた。

ちなみに病院の口コミというのは、けっこうシビアである。
食べログの口コミとは大違いだ。
総合病院ならなおさら。
患者さんも多ければ、病院関係者も多い。
「いい病院です」と褒めるコメントはごく少数。
ほとんどが、待ち時間が長いとか、対応が冷たいとかキビシイ意見ばかりで、A病院もB病院も星３つに達してない。
命の現場だから辛口になるのは仕方ない、ということか。

その中で、ひとつだけ気になるコメントを見つけた。
A病院の口腔外科で抜歯したら、マヒが残ってしまったという記述だった。

絶対安全な医療なんて存在しない、
と私は思う。
私は母の闘病が長かったから、特にそう思う。

全力で治療にあたってくれていても、いろんな症例があるから、残念ながら不具合が生じてしまうことはあるだろう。
めんどくさいなんて思わずに、納得するまで自分で病院を選ぶべきだと思った。

検討を重ねて、B病院にお願いすることにした。

かかりつけ医からB病院の連絡先を聞いて予約の電話をすると…。
「あいにく年内は込み合っていて」
という。
そりゃそーだ。今、１１月だもんね。

１月か、遅くても２月上旬かな～？と思っていたら、
「４月末です！」
と言う。
５ヶ月待ち！？マジか！。
すごい、すごいよB病院。

かかりつけ医が能天気に、「きっとすぐに予約とれますよー」なんて言った言葉が当てにならないと、よーくわかった。

いや、待ちますよ、自分で決めた病院だし。
切羽詰まっているワケでもないし。

あ。
そーだった。かかりつけ医から担当のお医者さんを指定されていたんだった。
言うと、「あー、だったら来年の２月末ですねー」と返された。
担当医を指定すると、予約日が早くなる。
正直、どーいうシステム？と思わなくもないが、とりあえず３ヶ月後に抜歯が決まった。

さぁ抜くぞ！と気合いを入れていたから拍子抜け。
まだまだ親知らずと付き合わなければいけないのだった。