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今年も焼酎de乾杯!

令和3年年末、令和4年年始

年末年始はいかがお過ごしされましたでしょうか?
私は念願の、自分が造りに関わった焼酎で父親と乾杯することができました。
蔵に入社して4ヶ月。あっという間に時間は過ぎました。
もちろん自分が関わったのは極僅かな部分です。
けど、確かに関わった。
この父親との乾杯は入社しての4ヶ月で出来たものではなく、ずっと前から、生まれた時からこの瞬間を待っていたかのような瞬間でした。

こんな想いで焼酎を飲んだことはないですし、他のお酒、食べ物、音楽、アートを楽しんだ事もないです。初めての経験でした。

この気持ちを今度は皆様と体験したい。
そういう人生にしたい!と改めて思いました。

南さつま市は焼酎の神が宿る場所

両親の実家は鹿児島県南さつま市。
私も、南さつま市で産まれました。本籍は南さつま市です。
この土地は焼酎杜氏発祥の地。
竹屋神社という焼酎の神社があるぐらいです。
年始にお伺いされていただきました。

竹屋神社

偶然にも同僚の方が同じ故郷で、ご一緒に詣らせて頂きました。
年始をこのように過ごせた事を嬉しく思います。
昨年は焼酎に没頭した1年。その結果として父親と乾杯ができました。
今年は年明けから焼酎神社にて祈願。
どんな年になるでしょうか、今からとても楽しみです。

竹田神社

小さい頃、毎年訪れていた竹田神社にも詣りました。
日新公という島津家の方の神社です。
この方が読まれた、いろは歌は薩摩の郷中教育でも使われ、いまでも薩摩人の根底にある考え方に影響があります。
日新公さんは薩摩、大隅、日向の3州を統一した事で有名です。
晩年はこの南さつまに移住し、生活していたそうです。

開聞岳

薩摩藩は、鎖国時代に密貿易をしていました。
南さつま市の坊津という土地は仏教の鑑真が渡航した港として有名です。
今は鑑真記念館があり、年に一度京都のお坊さんがいらっしゃる場所です。
指宿の山川港、枕崎市の枕崎港と同じぐらい幕府にばれないように渡航を受け入れていたのかもしれません。
そうなると日新公が晩年を過ごしたのも理解できます。

亀ヶ丘からの夕日

南さつま市は未開拓の絶景が多いです。広過ぎず狭過ぎず、半日あれば十分周れる良さがあります。
南西部はリアス式海岸になっており、高低差、曲がりくねった道ばかりですが、鑑真記念館や、焼酎の歴史を観れる杜氏の里、笠沙美術館など観光地もあります。
野間池に関しては海が綺麗。

野間池

まるで離島に行ったかのようなロケーションです。

自分のルーツ

改めて、自分の起源の壮大さに気づく年末年始でした。
日本人として産まれ、鹿児島に起源を持ち、焼酎に関わる仕事をしている。
そんな生き方をとても幸せに感じます。
今年も一日一日を、1つ1つの事を丁寧に積み重ねていこうと思います。

まだまだ知らない自分のルーツを紐解きながら、新たな発見をしていきたいと思います。
コロナが落ち着きましたら是非色んな方と乾杯したいです。
その時は是非よろしくお願いいたします!

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