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特許製法のimo焼酎

2つの進化を経たimo焼酎

弊社のつるし八千代伝という特許を取得して造った作品があります。
自社米、そして自社で作ったの紅ハルカ。その紅ハルカを2ヶ月間、土のついたままつるして芋の糖度を9度から50度近くまで上げた状態で仕込んでます。
芋からは蜜が溢れ出し、焼き芋として、蒸して食べても一級品の紅はるかで仕込む焼酎は、華やかで、エネルギッシュ
蜜の濃厚さを感じる作品になってます。今まで飲んできた芋焼酎とは全然違います。
是非もう1つの特許製法のクリオと合わせて飲んでくださいませ。
ちなみにつるし八千代伝は令和3年度九州地方発明表彰 九州経済産業局長賞受賞作品となりました。

焼酎マイスター養成コース

本日は土曜日なので、鹿児島大学の焼酎マイスター養成コースの講義がありました。
今日は講義が3コマありました。朝9時から1コマ目が始まります。
4コマある時は16時過ぎまでかかります。
大学を思い出しますね。タイムラインが同じですね。大学時代は考えませんでしたが、なんで1コマ1時間半なんでしょうね?
正直、集中が全然持たないです笑 僕は最近リモートで受けているのですが、本当にリモートでよかったと心から思います。
本日受講した講義の1つに“観光と地域振興”というものがありました。

仕切りにストーリーが大事だとか、女性をターゲットにとか、新しい何かを提案してました。正直、全部逆だな、と思いながら講義を聞いてました。
正確にいうと、進もうとしている方向が逆で、根本的な考え方が違うと思いました。
少子高齢化は世の中の流れであって、事実として受け止めないと行けない事なので仕方ないのですがターゲットを絞るというのは平成の時代に散々やってきていまの現状があるので、ターゲットを決めるのは意味がないと思いました。
それよりも、いい原料を作る為に何をするのか。
原料の特性を最大限活かすには何をしたら良いのか。

美味しい焼酎を造って受け入れられないなら、最初から何したって無理な話だと思うので
原料は自然の影響が大きいので自然との共存。いい原料を作り、造りの技術を磨いていく。
という基礎の共通認識を理解しないと何を話しても理解できないですね。

リーディングカンパニー


農業法人を立ち上げて、そして蔵も経営しているのは弊社八千代伝と宮崎の黒木本店さんがあります(僕が知っている限りは)。
僕はまだ入社して間もないですが、今後はこの農醸一体のスタイルが主流になっていくと思います。

本当にいい焼酎は原料があってこそ
本当にいいものしか共感を生み出せない、人伝いに広がっていかないと思います。そうであってほしいという希望も込めて。

弊社でいうと分かりやすく表現しているのがドメーヌと名前がついている作品です。自社原料で作った作品達。

そして、さらに進化した作品が
つるし八千代伝、クリオの特許取得2作品です。
つるし八千代伝は独自の方法で芋をつるし、糖度を上げて仕込む。
クリオは氷結管理を行い同じように糖度を上げていく。
言葉にすると簡単ですが、サツマイモは果実のように繊細で少し間違えると腐敗していきます。確認を怠らず管理していきます。
つるしも氷結も糖度をあげるところは同じですが、出来上がりの風味は全然違います。だからこそ、その違いを飲み比べしていただきたいです。

いい原料を使う
原料の特性を活かす
造りの技術を磨く

ここまでして選ばれないのなら
また1からやり直しです笑

けど、きっと伝わると思いますし
実際に伝わっているので予約でいっぱいです。
世界一の蔵だと改めて思う1日でした。

年末には私が造りに関わった
無濾過八千代伝が出ます。通常の熟成期間よりも早く出荷します。
こちらはドメーヌ作品です。
是非飲んでくださいませ!

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