福音と楽しい発達支援 ★☆★心のケアが必要な子どもたち★☆★

知的障害、肢体不自由のある子どもたちの特別支援学校で教員を26年間勤めました 今は独立…

福音と楽しい発達支援 ★☆★心のケアが必要な子どもたち★☆★

知的障害、肢体不自由のある子どもたちの特別支援学校で教員を26年間勤めました 今は独立起業して 小児訪問看護の療育アドバイザーをしています 心とカラダを育むことにフォーカス 家庭の中から見た 毎日の楽しさや、悔しさ、やりきれなさ、気づき を表現します

最近の記事

春が来ましたけど、それがどうした

ご自宅にてお子さんの発達支援に携わっていると 春は気持ちが落ち着かず、 嬉しい季節でもないんだなあと考えさせられます 特に不登校のお子さんについては 毎年の進級に期待を寄せていたり、不安に思ったりと 1年を通じて関わっていてこの春先 気持ちの落ち着かない様子のお子さんも多くみます 不登校引きこもりのお子さんに関わっているときに 私たちは 悲しみの共有と喜びの共有を  どちらも大切にしています 子どもたちは 悲しみをわかってくれる人を信頼し、 一緒に喜んでくれる人を好きに

    • ASDの子ども達と!トラブルをトラブルにしないために ②

      衝動性が強かったり 思考が多動だったり こだわりが強かったり ASD傾向の人と 言葉  で振り返るのは 難しいです でもこの振り返ることが 心をケアし、 そして 心を育むことになってきます ASDの人の特徴として ⭐️人への興味関心の弱さ (弱さであり 興味がないわけではないし  好き嫌いも 人の気持ちの機微を  受け取ることもできる人たちです) ⭐️特性(こだわりからくるマイルールの強さ) パターンを好む 捉え方の 独特さ、、シングルフォーカスもある ⭐️コミュ

      • ASDの子ども達と!トラブルをトラブルにしない!!

        知的障害のある子ども 発達障害のあるこどもたちとの 問題と思うことに出会った時の 振り返り方について お伝えさせてください! 衝動性が強かったり 思考が多動だったり こだわりが強かったり そんな彼らと『問題』と思われることが起きた時に、 何か振り返りをしたいんだけど ASD、知的障害のあるお子さんと 『言葉』  で 振り返るのは 難しいです でも 人間って 振り返りがとても大切です 振り返ることは 今すぐできなくとも いつかはできるようになる!! そうして 振り返

        • 家族の中に入らせてもらうということ

          私たち、小児の訪問看護のチームで大切にしていること ご家族の中に家庭の中に入らせてもらうときに 過去の選択を尊重して そして 出逢わせてもらえて  ありがとうございます から始めます 生活を健康に 環境を清潔にする ご家族の中の お母さんと子どもたち ご家族に 笑顔の波を 起こしています 笑顔の波というのは 目の前の人が笑顔になったら その目の前の人の後ろにいる人が笑顔になって、、 そうやって笑顔は波のように広がり その波は地球を1周回って自分の元に帰ってくる

          何度も死のうと思ったんですよー

          私が26年間の 教員時代に行った個人懇談時間親御さんと 共に過ごした時間 のべ ざっと 1000時間強 個人懇談のセミプロになれる時間です これは今も 面談を続けているので ズバリ 更新中でしょう!! 目指せ1万時間!!! 担任数は 一般の先生方に 比べて少ないのですが お一人あたりは1時間が普通 2時間もザラでした 私はあえて たっぷりと時間を取る方でした 今となったらもっと短い時間で 満足を得る方法もあったのかなあと 思いますが、、 なんでたっぷりの時間をとってい

          ASDの女の子 そして生理になる

          思春期の女の子、体、体重の変化とともに 月経を迎える時期があります いつもと違う、、、がとっても苦手なASDの子どもたち、、 自分の体つきの変化、 体調の変化 今までになかった気だるさや眠気、、、 トイレに行って生理用のナプキンを交換する新たな生活のルーティン みんなに訪れるホルモンの変化体の成長は嬉しいことです でもそれを受け止めることには時間がかかったり 工夫が必要そうです だからこそ 日常の中での小さな変化を喜ぶ 年齢を重ねることの 嬉しさ、ワクワク感 好きな

          生活場面を切り離さない

          今日は看護師さん向けにASD の子どもについての研修をさせていただきました 本では書けない 動画でも言えない  W 今すぐASDの 彼らと仲良くなるためのノウハウ しかし、、、 色々と学んだとしても 何年やってもASDのお子さんのことは 謎なことが多いです、 謎だけど、 色々考えて、、、アプローチして 仮説が当たった時は  ガッツポーズです 私がASDの子どもたちと関わるときに 大切にしているのは 毎日の連続、時間の連続性です いかにそのASDのお子さんが 1日

          不安の強い子どもたち

          私たちが 訪問看護にて出会う子どもたちは 大人に対して警戒心を持っている子どもが少なくありません お母さんとお話をして ご自宅に上がって挨拶をしようものなら 誰ーー?? 帰ってーー と不快感を顕にして私たちを拒絶するこどももいます 外界からの刺激をシャットアウト 親御さんもこういう時は 大抵精神的に 参っていて お子さんの言うとおりにされる 親御さんが多いです ごめんなさい😞ー 子どもが あんな感じなので 会うのが難しいと思います、、、、 こうしてご自宅はどんど

          楽しいの価値が低い、、、子どもたちと大人との生き方のギャップその2

          お母さんの遊びに対する 気持ちのマインドブロックは ①遊びとは 無駄な時間  ②自分が遊びに満足せずに 育ってきた ③遊びに対して価値が低い ④遊びは ご褒美 頑張らないとやったらダメ ⑤人間とは苦労して学んで成長する 子どもって 人生の出だし、、 人生のスタート期 生きる喜びに溢れているのが子どもです 楽しいことに ワクワクすることに ちょう 敏感 w お母さんから 一生懸命怒られている時に お母さんの後ろに写っている テレビが気になってしまって その目線に気が

          楽しいの価値が低い、、、子どもたちと大人との生き方のギャップその2

          楽しいの価値が低い、、、こどもたちと大人との生き方のギャップその1

          私は今子どもたちと親御さんの心のケアをするのがお仕事です 全然笑わない子 遊べない子 楽しめない子 無気力な子 に出逢います そんな子たちと 楽しく遊べるようになると 心の中でちっちゃなガッツポーズ だって、なかなか一緒に遊べなかったんです そして初めて?!にちかい彼らの笑顔に会えるんです これは ズバリ ガッツポーズでしょう!! 初めての笑顔は 感動ですね 可愛い顔して笑うんだなとか こんなふうにして笑顔って取り戻せるんだとか その笑顔を見れて本当に嬉しいなと

          楽しいの価値が低い、、、こどもたちと大人との生き方のギャップその1

          大人もこどもも対話する2024年に②

          続き でもその旅の時に、 強制、命令、指示の関係を生きる子ども達に「豊かな心」は育ちません 適応する力があるこどもは 実はそれは反応してるだけかもしれません 勝手に育つ、放任、放置された子どもにも 「豊かな心」は育ちません 「子ども様」に育ててしまった家庭のしんどさを見てきました 「豊かな心の育ち」は 子どもと一緒に生きていきたいという大人の主体(願い)と 子どもの主体(願い)が一緒にが ポイントなのです 私は「豊かな心」に育った障害のある子どもに たくさん出会っ

          大人も子ども対話する2024に

          インクルーシブ教育 自然派教育 どれも 価値のある 子どもの育ちを 支えているものだと思います 私はインクルーシブ教育にも 自然派教育にも 理念は素晴らしいと思いながらも なぜがしっくりきていませんでした インクルーシブさえあれば・・・ 自然があれば、、、 環境を整えることが 目的になっていないのかな そのような風潮を感じられて その子どもの育ちの前に 大事なことがある、、 それを現場では最優先に やっている やってきたことです なんとなくはわかっていても 言語

          名前を呼ばないこどもたち、、、

          こどもたちと関わっていて、、 おい お前 って呼ばれることがあります ん??と違和感がありながらも やっと話しかけてくれるようになったしなあ、、 こんな時は なんて答えたらいいの? って悩んじゃいませんか? 私は おい でもお前でもないよ 〇〇っていうのよ なのか そのまま 何食わぬ感じで なになに??って返事してしまうのか 悩んじゃいます おい でも お前でもないよ  そんな正論を言ったら一瞬で 距離が離れてしまいそうな今の心の 距離感、、、 でも一度認め

          遊んでばっかり!!遊んでるとバカになるの?!

          ご自宅にてお子さんと遊びますーー 遊んでいる様子を見て あ!うちの子笑ってる🎵っていうお母さんと 遊んでばっかり、、、?っていうお母さんに出会いますーー 子どもが楽しく遊んでいることー を見て はあー〜ーーってなるお母さん 遊んでばっかり もやもや、、 そんな遊んでばっかりだと 幸せになれないわよ 不幸になるわよ 的な 私たちは 子どもが 楽しく遊ぶ姿を見ることに 考え方のブロックがあると感じます 学んで、苦労して、我慢している様子を見て 頑張ってるって 思う 

          遊んでばっかり!!遊んでるとバカになるの?!

          子どもと仲良くなる方法〜動画にしか興味がない子ども編

          こどもと仲良くなりたい でも 動画ばっかり見ていて  仲良くなれない、、 不登校、引きこもりのお子さんに ご自宅にて出会う時 こんな場面によく遭遇します 特に動画への興味が強い子は なかなか 一緒に何かをするのが 難しく感じてしまいますよね 子供の興味関心は 動画に一直線 じゃあどうやって動画を見ているこどもと 仲良くなれるのか、 ここで見る視点を変えましょう 子どもに興味を向けるのではなく、、 子どものやっていることに興味関心を持つ がポイントなんです 動画

          子どもと仲良くなる方法〜動画にしか興味がない子ども編

          ルールを守れない子どもたち②

          改めて「ルールを守る」ということを通して 2つ見えてきました。 一つ目は子どもたちは時間がかかっても 楽しいことを通じてルールを学び 対話をして そして折り合う力がついていくと言うこと そして二つ目は大人たちの理解についてです 子どもたちがルールは苦手だから とか 主体性がなくなるから とか 失敗経験になるから とか ルールのある活動はやめておこうってなること 大人がルールに対してネガティブに捉えて 子どもに対して伝えてないって ことはないでしょうか? ルールなし