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XR空間を考える

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来たるべきパラレルリアルの世界へ向けて,XR空間について考える. 主として建築を参照しつつ新しく生まれつつある空間への思考を深化させるための断片記noteです.気になった方はまず… もっと読む
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2018年10月の記事一覧

「ゲームのような建築/建築のようなゲーム」ログ

先日,下記のイベントを聞いてきたのでログをば.予想のつかない展開になってなかなかスリリングなイベントでした. 断片的で主観的解釈のメモとなっておりますので,ご留意を. 前提『ゲンロン8(特集:ゲームの時代)』で井上明人さんが書かれた論考「ゲームはどのように社会の問題となるのか」から. 同じく井上さんが書かれた『ゲーミフィケーション』から,ゲームと建築や都市についてのつくりかた・考え方と共通するものがあるのではないか?と. そこで青木淳さんの『はらっぱと遊園地』を補助線と

「ハブ型」と「サンドボックス型」─『ゲームデザイナーのための空間設計 歴史的建造物から学ぶレベルデザイン』を読む4

他分野からの建築への視点を見てみよう,ということで読み始めたクリストファー・トッテンによる『ゲームデザイナーのための空間設計 歴史的建造物から学ぶレベルデザイン』. 前回に引き続いて3章「基本的な空間配置とゲーム空間の種類」についてメモ. ハブ型の空間前回は空間の配置や空間構造について見ていきましたが,ゲームの中には いくつかの空間タイプが存在している.その中でも特徴的なのが,「ハブ型」と「サンドボックス型」の空間. まずは「ハブ型」の空間について. ハブ型の空間とは扉

「デジタル・コンストラクションが変える建築デザイン」講演メモ

2018年9月までRMIT、ETH、UCLA、MITなど、世界各地の大学・研究機関に滞在し感じた世界のデジタルなデザインとロボティクスに関する研究と実践および教育の潮流について報告する。 慶應義塾大学教授の池田靖史さんがサバティカル期間中に訪れた先(10ヶ国52の都市と45の大学を調査訪問)で得た世界のデジタル(主にロボティクス)実践を報告する会に参加してきたので,メモ. 池田さんがシェアしてくれているリンク集ですべて公開されているので,気になる方はリンク先を参照してくだ