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XR空間を考える

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来たるべきパラレルリアルの世界へ向けて,XR空間について考える. 主として建築を参照しつつ新しく生まれつつある空間への思考を深化させるための断片記noteです.気になった方はまず… もっと読む
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2018年8月の記事一覧

『VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学』

◆心理学✕テクノロジー、仮想現実の最前線◆ ・VR内での体験を、脳は現実の出来事として扱ってしまう ・VR内で第三の腕を生やしたり、動物の身体に〝移転〟しても、脳はすぐさまその変化に適応し、新たな身体を使いこなす ・イラク戦争後、〝バーチャル・イラク〟を体験するVR療法により、PTSDに苦しんでいた二〇〇〇人以上の元兵士が回復した ・VRで一人称視点の暴力ゲームをプレイすると、相手が仮想人間だとわかっていても生々しい罪悪感を覚える ・仮想世界で一日過ごすと現実と非現実の違いが

計算的に世界を見る─xLAB,アンドリュー・ウィット氏講演

8/4(土)に拝聴したxLABのファカルティ・レクチャー,アンドリュー・ウィット氏の講演が非常に面白かったので,簡単にメモを(同時通訳だったが,あまり内容は聞き取れなかったと思う). とりあえず,xLABについて 2週間を通して世界各国の先進的な建築教育を行う大学の学生を対象に行われるスタジオ。xLAB サマー・プログラムでは、スタジオの開講に合わせて一般公開プログラムとして講演会を開催します。 アンドリュー・ウィット氏について ハーバード大学デザイン大学院建築学科准

運動を生み出す運動/生成的に世界を見る─建築情報学会キックオフ準備会議第3回

8/3(金)に建築情報学会キックオフ準備会議第3回を拝聴してきたので,メモ書き程度ですが,ログをば. 感性の計算──世界を計算的に眺める眼差し 明示的に言語化、計測できる〈機能〉に対し、私たちが世界を具体的に捉え、楽しみ、記憶に刻む入口となっている〈感性〉について、建築や都市の設計はどこまで確かなものとして扱ってきたのでしょうか。 今回は、建築・都市設計および関連する分野において、情報技術がいかに〈感性〉への取り組みを拡張しつつあるのかについて議論を行ないます。その起点とし