左耳運動 :せめて差別発言の共犯者にならないために
公の場で差別発言が行われたとき、「どうして周囲の人はその場で抗議しなかったんだ」という声があがることがあります。「傍観するのは差別に加担するのと同じ」という意見もあります。それはもっともです。
ただ、私のようにただでさえ小心者で反応の遅い人間が、目の前で差別発言が飛びだしたときにすぐ立ちあがって抗議できるかと考えると、まったく自信がありません。
だいたい「えっ…嘘でしょ…まさか今どき…聞き違いじゃないよね…」などと思っているうちに話題が変わってしまい、そのままひきつった笑みを