慶応高校のエンジョイベースボールが根性論を上回った(後編)【未来の教育 No.14】
おはようございます。
9月に入ったのにまだ暑さが留まるところを知らないようで、夏バテが終わりそうにないですww
今日は、前回の「甲子園優勝の慶応はやはり凄いという話し」からの続きとなります。
エンジョイベースボール!!
もう、見ていて分かりました。笑顔があふれていて、プレイも楽しいし、勝つという挑戦も楽しんでいるんだなと分かります。
当然、彼らの才能が優れている点もあるかと思いますが、そういった意味他の名門校に入る子達も同じくらい才能が優れている点では同じです。
そこで、あくまで「どのように野球に向き合ってきたか」という点でのみ比較してみたら、これはもう高校野球だけでなく社会人である我々の仕事への向き合い方も変えないといけないなと考えた次第です。
特に管理職であるそこのアナタ、アナタ、ワタシ。
考える価値ありです。
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①もう見た目で気合を入れる時代ではない
一番騒がれたのコレですね。慶応高校の学生はユニフォームを脱いで私服になればもうただのイケてる男子って感じです。これまでの高校球児は、ユニフォームを脱いでも黒々しい肌と坊主頭で「この子は球児だ!」って気づかれたはずです。
本人たちも、坊主で頑張ることで野球に対する姿勢を示していたのではないでしょうか?
観る方も、やっている本人たちも、もう「坊主頭だからこその高校球児だ!」という古い価値観は捨てた方がいいかも知れません。
そして「もうビジネスマンはスーツじゃないとダメ」みたいな価値観も同様です。
結構な人がTシャツにジャケット、デザイン系の人だと奇抜な髪型や服色で顧客訪問する人が増えました。その時に「いやぁスーツ着てない人とはビジネス出来ないですね」なんてことを言ったらもう「古い人丸出し」になってしまいます。
ちなみにこんなデータがありました。もう坊主って4校に1校くらいの割合なのですね。少数派。
②もう目標は「プロ野球選手」じゃなくても強くなれる
先の記事にもありましたが、慶応高校の選手の将来の目標(夢ではない)は弁護士や経営者です。
プロ野球選手が夢ではないです!
プロ野球選手で何年稼げるのか?ケガなどの心配も?といった点もあるかと思います。そういった意味弁護士のキャリアは長いですし、経営者も息が長いです(成れればですが)。
我々はよく「すごく先の目標があるから、今を頑張れる」と考えます。Visionというのでしょうか。プロ野球選手という野球というベクトル上での高い目標があるから、今の山を乗り越えられるんだという考え方でしょうか。
これをみたとき、私は社会人上司が言う
あなたの為だから
という言葉を思い出してしまいます。
上司が勝手に部下の将来性や「こういう経験を積んでおくと、将来いい人材に育つ」って考えて言っているのだと思います(まぁ、自分に都合がいいから言っていることの方が多いですが)
でも、その部下からするとそんな先の事とか勝手に考えられても困るし、何より面白くもない仕事を与えられても嫌だなって思うのが普通なんじゃないですかね?
エンジョイベースボール、エンジョイワーキングを達成する為には「将来を見れば、今は苦しくても」というようなモチベーション向上のやり方はもう無いんじゃないかなと考えています。
③もう「魂」だけで勝てるわけではない(根性論の否定)
最後はコレ。うまくロジックで説明できないので、いくつか言葉を紹介します。
「お前ら、甲子園に行きたいだろ!歯を食いしばれ!!」
「将来野球選手になるんだろ?もっと練習しろ!」
「高校球児魂はどこに行った?ヘッドスライディングだ!泥にまみれろ!」
こんな感じでしょうか。
社会人でも、こんな感じになるときあります。
「世間様が休んでいる土日こそ、仕事のチャンスだ!」
「投資額で海外企業に負けていたとしても、我々には大和魂がある!」
「我々には技術力があるから、地道に努力すれば勝てる!」
みたいな感じでしょうか。
はい、大和魂で勝てるんだとするとGoogleやFacebookなどのGAFAは本当はすべて日本企業になっていたかと思います。
技術力ももう何年も前の話しをしていて、今でいうインフォメーションテクノロジーという技術ジャンルだともう米国・中国です(ソフトだとインドか)技術力って、どのハードウェアの話しをしているんでしょうか??
魂だけで勝てるんじゃないかと思います。
慶応高校も、エンジョイベースボールという方針を出したり、練習方法を工夫したり、いいコーチを入れたりなど、工夫があったはず。
慶応魂で勝った!
ってことは無いんじゃないでしょうか。
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このように、慶応高校の勝利を見て、私も社会人の在り方を考えるべきかと思いました。エンジョイワーキング、楽しい仕事をすることでいい成果を出し、成長したいですね。
今日はここまで。
このnoteを「未来の教育」のジャンルに置いたのは、学生の勉強とともに我々社会人にとっても勉強になるなと思ったからです。
慶応高校の優勝から、しっかり学んでいきたいです。
では!合掌!!
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