見出し画像

置き配の正当性と、「お客様は神様です」の弊害【編集長の視点No.5】

物流2024年問題ってご存じですか?

トラック事業においては、2024年4月から働き方改革関連法施行により時間外労働の上限(休日を除く年960時間)規制等が適用されます。この規制は、「2024年問題」と称され、とりわけ他の業態よりも労働時間が長いとされるトラック事業については、労働時間が制限されることで、①1日に運ぶことができる荷物の量が削減、②トラック事業者の売上げ・利益の減少、③ドライバーの収入の減少、④収入の減少による担い手不足などが懸念されているところです

国土交通省 東北運輸局より


配送ドライバーの労働力を効率化させることってすごく大切。

ですが、ここ数年(今も)その一つの課題として挙げられているのが「再配送」。受け取り側が不在で、配送ドライバーが荷物を持って返りまた後日届けにくるアレです。

とても非効率。

その対策として、やっぱ置き配は凄く重要。こちらの記事の説明がシンプルかなと。


うちのマンションも、宅配ボックスがよく満杯になっています。私はなるべく荷物は引き取るようにしているので、在宅勤務で会議していても荷物が来たらそれを優先します。「すみません、ちょい外します」と宣言し、荷物を取りに行く。

世の中を、しっかり回すことって政治家とか制度の問題もあるけど、一番は我々「消費者、生活者」の問題です。

我々の姿勢ひとつで、世の中が変わる。みんながそれを意識することで、世の中を変えていくのだと考えています。

自分の行動が、誰かに影響する


常にそう思って生活することが、社会的責任を果たすべく我々市民の心構えであるべきかと考えます。

、、、日本って、なんとなくお客様の優遇度が高いというか、お客様が高飛車というか…

この前某高級チョコ屋さんにチョコを買いにいったのですが、いかにも「成り金です!」って装いをされていたオジさまが、店員さんに大声で、タメ語で注文をしていました

お金を持つほど、態度が悪くなる、日本特有の相関関係・因果関係かなと。

ものすごく昔を振り返ると、誰が言ったか忘れたのですが

お客さまは、神様です


という言葉が流行ってしまったのが最大の敗因かと考えます。

これ、考え方的には日本だけなのかなと仮説しています。

例えばこの記事


お客様は神様ではない。「パンを買いたかったら、わが店の決まりを守って辛抱強く待て」というわけだ

とあるように、顧客になんでも提供・サービスするのではなく、お店側の権利がしっかり確立しているところが非常に強いなと考えています。

ちょっと話しは逸れましたが、本質的なことを言うと

お客様を神様だと思い、なんでもサービスサービスを積み重ねていると、いずれ仕事が回らなくなるよ


ってことだと考えています。

物流2024問題も労働者のディーセントワークを守る為にあるものです。

No more 神様、 but 同じ人


日本の仕事を正常にするためにも、上記のような考えを持つ必要があるのではと考えています。

今日は以上です!

我々一人ひとりの行動と考えで、日本がより良くなればなぁと思います。

では!
合掌!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?