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安倍元首相への追悼

昨日は、民主主義国で起こってはならないことがありました。

皆さんもショックを受けられたと思いますが、私も昨日はほとんど何も手に付きませんでした。

言葉も出てこなかったくらいです。

私は、安倍元首相を批判してきた人間の一人ですが、安倍元首相がこの国の国民に「愛国」を教えた先駆者として尊敬しています。

安倍元首相のご冥福をお祈り申し上げます。

学校教育を通じて、私は自分が日本人であることをいつしか恥ずかしいと感じるようになり、そして、「愛国」という言葉も敬遠するようになりました。

そうやって、日本人としてのアイデンティティを見失った世代に対して、「日本を取り戻そう」と力強くメッセージを出してくれた安倍元首相に感謝の念を抱いています。

ただし、自分が「愛国者」なのかと問われれば、自分自身は国家という枠組み以上に、この国で暮らす国民の未来を心配しています。

どういう切り口では国家という体制を優先し、どういう面では国民の生活を優先すべきなのか。

そういった視点を持たなければ、愛国という精神論だけで突き進めば、いつしか戦前の国民の生活以上に国家が大事という極端な方向に向かいかねません。

そういう考えから、私は常に、愛国もいいが、「愛国民」も宜しくお願いしますとお話ししています。

私たちは、安倍晋三という一人の愛国者を失いましたが、彼を象徴化してノスタルジーにひたるべきではなく、これからやってくる激動の時代にいかに国民の生活を守る政策を打ち出せるか、政策を導くための言論が展開できるのかという点で日々切磋琢磨しなければならないでしょう。

昨日の凄惨な事件で多くの方が落胆されていると思います。
ただし、皆さんに俯いている時間はありません。

皆さん一人一人に、誰かの為に、この国の未来の為に、できることが何かあるはずです。

国を愛している。というだけでは、この国は変わりません。
変えるためには、自ら動かないといけない。

期待していた人がいなくなった、それは、自分が動く時が来たということです。

明るい未来は、貴方の行動と共に。

令和四年七月九日 深田萌絵

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