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河野太郎と中国企業ロゴ問題と自然エネルギー財団利権

2024/05/12

https://www.youtube.com/watch?v=YrO86gNrI6g&t=674s

3月の末頃から話題になっていた日本政府に提出された資料に、中国企業の透かしロゴが入っていた問題について、いま河野太郎氏が炎上しているというニュースが出ている。

産経新聞
『河野太郎担当相 中国企業ロゴ問題「私は調査に携わってない」以前は「しっかり調査」』
河野太郎規制改革担当相は10日の記者会見で、内閣府のタスクフォース(TF)元民間構成員の提出資料に中国の国営電力会社のロゴマークが入っていた問題に関する調査の現状を問われ、「調査に私は携わっていないので、内閣府か何かに聞いていただきたい」と述べた。
 
河野氏は4月2日の会見では「元構成員並びに自然エネルギー財団について、海外から不当な影響力を行使されうる可能性があったかどうか、しっかり調査したい」と説明。同9日の参院内閣委員会でも「調査をしっかり進めている」と答弁していた。
 
タスクフォースは令和2年、菅義偉内閣の規制改革担当相だった河野氏のもとで設置され、再生可能エネルギーに関する規制緩和を議論してきた。

何そのロゴはどこの会社のロゴということが取り沙汰されている。深田萌絵TVを見ている人、そしてこの予言の書『ソーシャルメディアと経済戦争』を読んだことがある人は、よくご存知の会社のロゴが入っている。

それはファーウェイではない。国家電網公司と書かれているが、これが孫正義氏の自然エネルギー財団が進めるアジアスーパーグリッドの親玉版のグローバルスーパーグリッドを推進している中国の国営企業なのだ。

ここが作った資料がそのまま内閣府のタスクフォースの資料として、活用されていたということなのだ。

自然エネルギー財団は、わが国で起きた悲劇である東日本大震災、2011年3月の大震災で福島の原発事故があったことにより、後からわが国の電力政策がガラっと変わった。それまでは火力発電と原発でバランスよくやって行くというエネルギー政策を取っていたのだが、震災の後から原発は危ないから止めよう。その代わりに全部を自然エネルギー、太陽光パネルや風力に変えて行くということで、この自然エネルギーの割合を増やすように急に政策がガラリと変わった。そこから太陽光パネルがどんどん設置されるようになってきた。

そういった中国との関係で儲かっている企業の日本端子と河野太郎氏との関係が色々言われている。その中で河野太郎氏は中国との絡みで儲かっているから、中国寄りではないのかとか、中国企業のロゴが入っているのはわざとではないのか、分かってやっていたのではないのかという疑いの声が上がっている。

ネット上で炎上している状態だが、その日本端子が最近大きくなっている。

電波新聞
『コネクターメーカーの日本端子は、自動車用コネクターなどを生産する新工場を神奈川県南足柄市に開設する。2025年秋の稼働予定。開発から量産までを一貫して行う24時間稼働の工場として運営する。
 
元朝日ビール神奈川工場の土地・建物を取得して、24 時間稼働の一貫生産工場としては、国内2拠点で、現在、サステイナブルな工場を目指している。
 
敷地面積が約41万2000平メートルあり、コネクターや連鎖端子を生産する。自然と環境に配慮した工場を目指し、再生可能エネルギーを活用、生物多様性の観点から、ビオトープづくりなどの取り組みも行う。

再生可能エネルギーを活用とは、太陽光パネルを敷き詰めたら自然破壊するではないかとツッコミが入りそうだ。この自然エネルギー財団は、そもそも自然エネルギーを取り入れるために規制改革をしましょう。そしてそこに入っていたロゴは国家電網公司だった。『先進国の新規電源容量導入動向』は、中国の国営企業が作った資料で、日本のタスクフォースが運営されている。

この国家電網とタッグを組み、自然エネルギーを推進している大林ミカさんが所属する自然エネルギー財団は孫正義氏の財団なのだが、自然エネルギーの活用に向け国際総電網の構築を目指す非営利団体GEIDCOへの参加について、この会社がグローバルスーパーグリッドを構想している。

GEIDCOで構想されているグローバルスーパーグリッドは日本の総電網が 中国と繋がり、全世界に繋がっている。

中国のゴビ砂漠で発電された電力を、日本に送電するという親切な構想をしてくれているが、このメンバーのチェアマン理事長がLiu氏で、バイスチェアマンのShu・Yinbiao氏が国家総電網のチェアマンだ。1番下にいるのが若き日の孫正義氏なのだが、なぜこの写真を使ったのか全然判らない。その上がオバマ時代のエネルギー省長官スティーブンチューで、その御祖父さんは中国共産党で中国の総電網の計画を立てたエネルギー利権の大人物である。

このグローバルスーパーグリッドは世界中のグリッド総電網を繋ぐ壮大な 構想なのだが、自然エネルギー財団はその一部のアジアスーパーグリッド構想を計画して、東京からウラジオストックを通りゴビ砂漠へ、そして山口県からソウルを経由してゴビ砂漠へ繋がっていく構想である。

ピークシフト、気候や時差を利用して電力需要のピークを少しずらしていき、電力供給の安定化を図る。そして適正価格を実現する。ゴビ砂漠で発電した電力を 日本に供給してあげるので、日本はもう原子力発電に依存しなくてもいいという構想なのだ。それを中国国家電網が推進していて、そのアジア部門が孫正義氏という構図になっている。

ゴビ砂漠で発電すれば自然エネルギーなのか、本当にエコなのか、なぜゴビ砂漠なのかということだが、ゴビ砂漠に太陽光パネルを敷き詰めれば良いと考えているように見える。しかし、裏ではこの辺りはかなりの量の石炭が取れる。しかも石炭の単価が安い。最終的には太陽光パネルで世界中の電気エネルギーを賄えるはずがないことは中国も知っているので、ゴビ砂漠の石炭を燃やしまくって、火力発電所を増築し、その火力発電所で二酸加炭素を吐き出しながら作った電力を日本に売りつけようと考えているのだ。


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