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安倍晋三後のTSMC利権

2022/07/11

安倍晋三後の利権 - YouTube

■ 安倍さんは半導体利権の中心にいた

安倍さんが亡くなり、自民党最大派閥の清和会が求心力を失い、これからどうなって行くのだろうと色々考えていた。
なぜ安倍ロスなのかと思うと、日本の半導体産業の問題、この10年の間に中心にいたのは安倍さんだった。

日米半導体協定であるとか、あとは韓国にその技術を移転していた時期もあり、それが2005、6年ぐらいから、台湾に技術を移転する流れになり始めて、大量に日本の半導体企業のエンジニアが引き抜かれていた。

どうもその半導体技術の移転が大規模な形で政治的背景を元に起こっていることを2005、6年頃から聞いていた。

それをこのたび『IT戦争の支配者たち』の一冊の本にまとめているが、これでTSMC利権が残念ながら安倍さんの利権ではないのかと、そうでないとそれ程に肩入れするのはおかしいと書いている。

その目的は、安倍さんに変わってもらいたい。考えを改めてもらいたいからであった。

私は半導体の人間ではないが、コンピューター設計側なので、IT産業の人の苦しみをもっと知ってもらいたい。
日本の半導体企業は何の政府的な助成もなしに、世界各国、中国、韓国、台湾の企業、企業だが政府から多額の助成金をもらっているところと、丸腰で戦ってきたのだ。

そのもう充分疲弊しきった日本の半導体企業に対して、とどめを刺すような半導体政策であるTSMCに5000億円近いお金をプレゼントし、そして技術もプレゼントし、特許権も全部TSMCに移転され、日本人は特許取得ができない。

そして作られる工場では、中国人や台湾外省人たちが大量に雇用される。出来上がった半導体チップは中国へ向かう。

それの何が私たちのためなのか、私には全く理解ができなかった。そのTSMC利権を最終的に是正したい。是正して流れを日本に戻す目的で、この『IT戦争の支配者たち』を、TSMC利権に止めを刺してやるというぐらいの気持ちで書いた。

そのTSMCがこれだけ日本で利権をつかめたのは、もうまさしく安倍さんという人がいて、その浙江財閥の一員であるTSMCと岸家、安倍さんの祖父の岸信介の時代からの付き合いが深く影響をしていることを指摘している。

結局その半導体不足の中心にあるのはTSMCを中心とした浙江財閥だ。その浙江財閥が中国で習近平を支えている。
反中国共産党を掲げている人たちこそが、習近平を支える浙江財閥をバックアップしているのがこの国の癌である。

100年前の満州アヘン利権仲間達が、今や半導体利権仲間となり、いろんな国で中国、台湾、日本、韓国、そしてアメリカの国民を苦しめている。それは終止符を打つべきなのではないかと思って書いた。

一番大事なのは、世界中の世界各国の普通の人の幸せなのだ。世の中で大事なのは、自分がお金持ちになるとか、スーパーリッチになるとかではない。なったところでお金なんて使いきれない。

そうではなくて月収15万、20万、30万円ぐらいの人たちが、小さな幸せな家庭を守り、小さな幸せを維持して行くために、私たちは半導体産業を日本にとどめ、日本の半導体産業を存続させ、半導体不足というトリックで世界を支配しようとするTSMCのような汚い手口を使う、市場支配から政治を支配するというものとは徹底的に戦っていかなければならない。

そうでなければ半導体の供給に依存している通信網も、送電網もダメになる。そして自動車産業もダメになる。
すでにいろんな会社で工場のラインが止まっているという状態で、期間工からクビ切られている。期間工から仕事を失っている。社会的弱者が経済的に追い込まれる。もともと期間工はそんなに収入が多くないので、その人たちは貯金がそれほどできない。

そういう人たちが追いやられて、それは日本だけではなくて、アメリカもヨーロッパもそうだ。ヨーロッパの政府関係者から自動車メーカーの工場のラインが止まって、自分たちの国民の首が斬られそうだから、いろいろ教えてほしいと問い合わせが来る。

そういうことを聞くとやはりTSMCが世界の6割以上、TSMCのバックにいる人たちだけでも7割弱を牛耳り、世界を混乱に貶めているこの状態は必ず終止を打たないと多くの人が不幸になる。


■ 安倍襲撃事件の背後にあるもの

今回安倍さんにあの悲劇的な事が起こって、皆さんも衝撃を受けられたと思うが、いろんなニュースで流れているのと、安倍さんに実際に起こったことにいろいろ矛盾がある。それをユーチューブ上で話をすると削除されるようなので、またその矛盾点についてだけ整理したものをメルマガでお送りする。

いま中国で何が起こっているのか。習近平が秋の党大会で永久皇帝になるための、完全な言論統制をするために都市封鎖をしている。
それで若い人たちの失業率がもう2割に達している状態だ。若い人たちに仕事がない。お金もない。生きていけない。浙江財閥を中心とした習近平派以外の人達はお金がないのだ。

そういう現状が中国共産党内部にある26派閥を少しずつ反習近平に追いやっている。中国人は調子がいいから、仕事やお金になるうちは上司にゴマをする。人脈がすごく大事な国なので、自分を食わしてくれるボスに歯向かう人はほぼいない。基本的に発想というのはヒラメ族って呼ばれていて、ヒラメは底辺にベタッとくっついて、目が上についていて、上ばかり、上の顔色ばかりを窺っている。基本的に中国共産党の党員はヒラメだと中国では言われている。

そのように揶揄されてきた人たちですら、こいつについて行ったら俺たちが食っていけないと、17のうちの9派閥ぐらいまでは、もう習近平から離れて、習近平ではもうこの国は持たないという考えになって、習近平おろしが仕掛けられるかどうかと動いている。

ところがこの習近平派に回った人たちは、習近平派の中心を攻撃しようと思っても、浙江財閥の本拠地は中国国内ではなく台湾だから国内に拠点がない。しかも彼らのお金は日本からも来ている。彼らのその原動力、台湾に移った浙江財閥の原動力とは技術だ。まずこの技術が日本から来ている。

そして今回お金も来ているTSMCはいま資金繰りがやや悪くなっていて、その支払タームが短くなっている。お客さんがチップ焼いてくださいと言ったところ、今まではネット30(30日以内支払い)だったところが今ネット15とか、もうそういう30日以内に必ず金を払え、注文形式から15日以内にお金を払いなさいという状態になっている。

ということはTSMCは金が苦しいのだ。それを裏から支えているのが私たちのお金、血税なのである。

私たちがこの国が良くなるために払っているはずの税金が、習近平を支えるTSMC浙江財閥に流れている。私たちの税金で習近平を支えているわけなのである。

このフラストレーションがスゴイのだ。それをずっと何年も見てきている半導体業界、IT業界の自分などもどうしてだと思った。

そのフラストレーション中国の派習近平派の人たちも、なぜだと思っていたのだ。その答えがやはり浙江財閥と岸家、笹川さん、松下さんが、満州アヘン利権で100年前から繋がっていた。これが答えになっていて、アメリカはそのTSMCのモノポリーを封じ込めるべく、台湾を封じ込める。
中国包囲網と言いながら、実際は台湾を封じようとしているのはこういう今のアメリカの動きなので、その様な事も全部細かく書いてある。

ここからやはり今回安倍さんに色んなあってはならない事があったのだが、今後の動きをどう見るかである。私たちは半導体産業を取り戻せるのか。私たちは経済成長力を取り戻せるのかを見ていけば、今後安倍さんに本当に起こったことは何なのか。

報道で言われていること、実際に起こった事の矛盾は何なのかと言うことを今後読み解くとすれば、ここからは今後習近平に何が起こるのか。TSMCのバックにいる人たち、例えばTSMCのバックにいるのは、台湾華新麗華と呼ばれる電信ケーブル会社の華新焦家だ。華新という会社の張という一族、華新焦家に何か起こるのかとか、そのような処を見れば、もし彼らに何かあれば、今回中国の反習近平派の動きなども、もしかしたら絡んでいたのかなとか、いろんな材料が出てくると思う。

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