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バイデンが韓大統領を無視。ノールック握手事件の裏側とは?

2022/07/02

https://www.youtube.com/watch?v=Xncmyfiq37E&t=605s

■ アメリカにとって、韓国は日本よりも重要

アメリカにとっては、半導体不足を解消するに、韓国をしっかり抱き込んでいくのが非常に重要である。そのためIPEF、インド太平洋経済枠組みで、各国をめぐって話しを付けるのに、バイデン大統領が日本の岸田首相よりも先に韓国のユン新大統領を訪問したのだった。

それぐらい世界の半導体不足のキープレーヤーは韓国である。韓国のサムスンなのだ。

アメリカも韓国を超重要視していた割には、このような事件がwowKoreaから報道されている。

「ユン&バイデン大統領のノールック握手。米媒体も紹介、首脳陣の意思疎通における論議はよくあること」

ユン大統領が満面の笑みを浮かべているが、動画で見ればもっと分かるが、この瞬間バイデン大統領はユン大統領と握手している。下の方が映ってないから分からないが、動画で見ると本当にバイデンは一瞬たりとも、ユン大統領を見ずに握手をする。

ノールック握手ハプニングが、大手メディア、米メディアでも紹介され、そのノールック握手という表現がツイッターで大流行する事件になっている。

これがなぜ起こっているのかといえば、今アメリカの政権、アメリカの保守派から左派、右派から左派まで、どちらも半導体不足を解消しないと自分たちの金儲けの中心、コア部分が握れないことに気がついた。

TSMC浙江財閥系のグローバリストが、欧米のグローバリストに立てついて、自分達にチップを納品しない。中華系の浙江財閥系のグローバリストが、半導体供給の7割を握っていることを笠に着て、自分たちがキングメーカーになろうとしている。

これに対して、アメリカは今かなり腹を立てて、TSMCを包囲しようとする。その流れで、先月IPEFを設立するために韓国を先に訪問して、韓国を優遇し、TSMCを慮っている日本は下なのだということを見せたのだった。

一年前からアメリカは、韓国の方が大事で、日本はダメになってきているというメッセージを送っている。

菅総理が就任した後、2021年の春頃にバイデン大統領を訪問したが、土産とすべき日本国内の半導体企業を全く連れて行きもせず、口先だけの約束で、日米で半導体に協力しましょうという話をして帰った。

お土産がほとんどない。アメリカにとってメリットがなかったことがハンバーガー会談につながり、そして当時のムン大統領、韓国の前大統領がアメリカを訪問したときは、クラブケーキを出して、一応おもてなしをした形になっている。

そのときムン大統領は韓国国内の半導体企業とか、リチウムイオンバッテリー、EV車に必要なバッテリーの企業などを連れてきて、アメリカ政府を喜ばせている。

それに対して日本は菅総理の時もアメリカに対して何の協力もしなかった。岸田総理になっても、特にアメリカに対して半導体関係で協力をするという積極的な姿勢は見せていない。

それどころか萩生田大臣がやってきて、アメリカの技術をくれと言って、台湾のために働いているという間違ったメッセージを送り続けている
それでアメリカから見た韓国と日本の位置関係が逆転してしまった。


■ 韓国新大統領も親中国なのか

それにも関わらずこのノールック握手事件につながってしまったのは、実はアメリカからすれば、韓国がアメリカを裏切っているのではないのかと見ている。

ビルゲイツが核融合の小型原子炉を開発しているのだが、その技術は実は中国で作っているものなのだ。
必ずファーウェイが入り込んでくる小型原子炉を、韓国の財閥と組んでユン大統領が推進している。

それを見てアメリカはおもしろくない。アメリカとしてはグローバルスーパーグリッド、次の脱炭素を推進して、そのことで得られるグリーンインフラエネルギー利権は、アメリカが中心を握ろうとしているのに、横からしゃしゃり出て来たTSMCの仲間のファーウェイをユン大統領が優遇している。
これは本当に腹立たしいことなのだ。

グリーンエネルギー利権というのは、アメリカ欧米にとっての一大利権として何10年もかけて育て上げてきたビジネスなのに、それを韓国の大統領がアメリカに利益があるような形ではなくて、今アメリカに攻撃を仕掛けているTSMC浙江財閥内のファーウェイを推進しようとする。

お前どういうことなのだという怒りが、このノールック握手に秘められているのではないかと言われている。

確かに先月まではバイデン大統領は韓国を優遇していた。
100%ユン大統領を歓迎していたかと言えば、そうではなくて、バイデン大統領が韓国に置いている米軍の費用の負担を倍額にしろという要求を持ってきたときに、ユン大統領がそれをけんもほろろに断ったので、あてつけにバイデン大統領がムンジェイン前大統領に会いに行くということもあった。

なかなかユン大統領も親米メッセージを出しながらも、意外と100%アメリカの方を向いているのかというと、意外と微妙にも見えてきた。

政権発足前の、ここからは親米親日に行くのではないのかの国民の期待感が裏切られた形になって、もしかして中国の方を向いているのかと韓国国民が見始めている。アメリカもそのように捉えたのではないのかなと思う。

このファーウェイだが、明日の深田萌絵TVでは、ついに日経がファーウェイの日本市場への参入を懸念するようになったことをお送りしたいと思う。


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